社会福祉法人を設立しようという思いに至ったのは、千葉市中央区及び隣接区にて暮らしている障害のある方々が、どんなに重度であっても住み慣れた地域で住み続けられるように、私共が新たに施設をつくることで地域に不足している福祉・介護資源を補い、既存の公的な制度に加えて利用者が求める支援を提供するためである。
私共はこれまで医療的なケアが必要な重度な障害のある方々や難病の方々の支援を、在宅サービスを中心に展開してきた。その経験から地域で安定的に生活ができるようにバックアップするためには、病院退院後に自宅以外の住まいの場を、選択肢のひとつとして提供することが必要不可欠と感じている。実際にそのようなニーズはあるにもかかわらず、この地域は身体障害者向けの共同生活援助の施設が非常に少ない。その要因は身体障害者向けの暮らしのためのハード面の整備にお金がかかることである。例えば、入浴をとっても機械浴と個浴の二種類を設置することが必要になる。小規模な共同生活援助施設ではスケールメリットが得られず、公的な支援を得にくい民間企業が整備していくことは困難である。できるだけ自宅に近い少人数の暮らしを実現していくためには、収益事業としての工夫だけでは成立し難く、長期的、安定的にサービスを提供するためには社会福祉法人として事業を行わなくては不可能と考えた。併せて相談支援事業を充実させることで、当法人のサービスに限定せず、地域の多様な社会資源を利用して障害のある方々や難病の方々の生活の質を上げていくことを考えている。（平成28年9月より事業開始予定）
代表者の略歴は、亜細亜大学法学部法律学科卒業、千葉大学大学院人文社会科学研究科博士前期課程公共研究専攻修了、立命館大学大学院先端総合学術研究科博士後期課程入学（在籍中）、りべるたす株式会社代表取締役、ＮＰＯ法人リターンホーム相談支援センターこすもす管理者、ＮＨＫ障害福祉賞第二部門優秀賞。

社会福祉事業として、障害福祉サービス事業、特定相談支援事業、一般相談支援事業、障害児相談支援事業を行う。
障害福祉サービス事業（共同生活援助）は、利用者にどんなに重度の障害があっても地域でその人らしくいきいきと暮らせるよう、利用者の基本的人権を尊重し、喀痰吸引等を必要とする重度障害者を含めて差別なく平等に処遇し、利用者の心身の健康保持及び増進に努める。施設内の美化と利用者身辺の整理整頓に努め、特に換気、室温・湿度管理に注意する。提供するサービスの質の向上並びに事業経営の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努める｡
障害福祉サービス事業（居宅介護・重度訪問介護・同行援護）は、利用者にどんなに重度の障害があっても地域でその人らしくいきいきと暮らせるよう、利用者の基本的人権を尊重し、喀痰吸引等を必要とする重度障害者を含め差別なく平等にサービスを提供する。提供するサービスの質の向上並びに事業経営の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努める｡
特定相談支援事業、一般相談支援事業は、利用者の基本的人権を尊重し、喀痰吸引等を必要とする重度障害者を含め差別なく平等に相談に応じ、利用者の生活基盤を整え安心した生活ができるように努める。提供するサービスの質の向上並びに事業経営の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努める｡

実績なし

無