一般社団法人Art Meets People

基礎情報

団体ID

1224434520

法人の種類

一般社団法人

団体名(法人名称)

Art Meets People

団体名ふりがな

あーとみーつぴーぷる

情報開示レベル

★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

1.アートミーツピープルの設立
京都に生まれ、歴史と文化と芸術に育まれた私たちは、芸術が社会に対してどんな貢献ができ、今の日本を更に良くするためにはどうしたら良いかを考え続けて来ました。そうした中で縁あって、岡山大学などに寄贈した日本画や油彩画が大変喜ばれ、一見、関係が薄い様に思われる教育や研究の推進にも大きなプラスになるという話を大学関係者から聞きました。芸術と学問というのは正に人間の持つ感情と理性を代表する車の両輪だと言う思いを強くしました。
 私たちはその後、対象をより広げて公共の施設や建物を芸術作品で飾ること、いわゆるパブリックアート(公共芸術)の重要性に思い至るようになりました。そして、それをより確実に実現して行くため2013年に一般社団法人アートミーツピープル(AMP)を設立しました。まだ力の弱い私たちは日本の公共の施設や建物をパブリックアートで満たすという想いはあるものの、手始めには公共の教育機関、特に大学を中心に芸術作品の寄贈を続けています。

2. AMPが「芸術の力」に寄せる信頼と期待
AMPが芸術作品を大学等の公共の教育機関に寄贈しているのは「芸術の力に依拠して、「国興し」を、今ふうに言えば「我国のソフトパワーの質的向上」に貢献したいと考えての事です。日本では既に実現されている、「安全」、「安心」、「清潔」、「親切」、「並んで順番を待つ」、さらには「漫画やアニメーション」などがいわゆるソフトパワーであり、これらが激増しているインバウンド観光客の心を固く捉えていることは間違いありません。
 私たちはこうした日本のソフトパワーを「安全で清潔そして効率的な国」という20世紀末に社会実装された直接的なものから、住んでいて「常に心に余裕が持て、自然に対する人間らしい感受性と他人への思いやり、そして元気が出て、創意が湧く国」という21世紀型のものに質的に向上させて行きたいと思っています。その為に私たちが重要視しているのが「芸術の力」です。ミケランジェロは市庁舎の広場に「ダビデ像」を建立し、誇り高いフィレンツェ市民の団結を促しました。ダ・ヴィンチはサンタマリア・デル・グラッツェに「最後の晩餐」を描き、聖堂をこの上なく神聖な場所にならしめました。仏師・定朝の彫像は阿弥陀浄土の慈しみを実感として多くの人々の心に沁み渡らせました。このように、芸術が社会の中で重要な地位を占める事は洋の東西を問わずいずれの時代にも認められます。人類がまだ曙の時代の遺跡から発掘される石器や玉、土器などの完璧な美しい形象、そのために捧げられたであろう膨大な時間と労力を思う時、芸術が人類の普遍的、原初的かつ根源的な精神活動であり、人間を人間たらしめる本来の属性であろうことが確信できます。
 こうした「芸術の力をパブリックアートの充実によってより広く行き渡らせ、私たちがより良い環境の中に生きられることを願っています。その為、公共機関とりわけ人生で最も多感な時代である18歳から22歳までを過ごす大学に先ず、優れた芸術作品を寄贈して来ました。これらの作品はAMPの趣旨にご賛同頂いた芸術院会員、日展・行動展・新制作など美術団体の会員、評議員、理事、国内外の主要な美術館に作品が収蔵されているプロの芸術家の方々のご厚意により、無償で提供を頂いたものばかりです。

3. AMPの活動の限界と打開
しかしながらこうした7年に渡る活動の中で、AMPの取り組みの限界も又、明らかになって来ました。それは作品を無償でご提供頂けても、額装費、美術品運送費、壁面固定費等の、実際に展覧を実現する上で必要となる費用を負担できる大学が限られているという現実です。現在まで、多くの大学の特に文系分野から作品寄贈を受けたい旨の強い希望が寄せられましたが、展覧に係わる費用を捻出出来ないケースがほとんどでした。つまり、大学の建造物に適合し、多くの人々の目に触れるような作品ではサイズが100号を超える事も多く、費用がかかるという現実があります。また彫刻、それもブロンズ製となれば寄贈側の負担が材料費だけでも驚くべき金額に及ぶものも出て来ます。つまり、私たちのビジネスモデルでは文系分野には芸術作品の展覧が難しい、また特定の芸術分野の作品は寄贈する事が出来ないという事になりかねません。そこで大学側や作家の方々のご負担を軽減し、寄贈する芸術作品の分野による偏り軽減したいと考え、公益財団などからのご支援を得る事を積極的に進める事としました。

4. AMPの活動の出口と展望
私たちはパブリックアート本来のあるべき姿としては、大学や公共建築物に展覧される作品は作家の方々のご厚意による寄贈ではなく、「正当に評価され対価が支払われた作品」が展覧されることであり、それを願っています。幸いな事にこれには学ぶべき先例があります。欧米各国、各都市で、そして現在では韓国でも施行されている「パーセント・フォー・アート・プログラム(パーセントプログラム)という法律が有ります。これは公共の建造物を新・改築する場合に総建築費の内、一定の割合をその建造物の内外を飾る美術品に使うという制度です。パリ、ロンドン、ニューヨークなどの都市では前世紀中庸から施行されています。
 私たちはAMPの活動の出口として、この法律をわが国でも制定する事を展望しています。大学に芸術品が寄贈されることは、パーセントプログラムへの理解を深めて頂くための第1段階であると考えています。私たちの取り組みがなるべく早く次の段階に入り、より多くの人々が「芸術の力の恩恵を預かれるようになり、優れた芸術作品のソフトパワーにより我国が世界に類例のない芸術によるパワーが満ち溢れ、創意工夫や生きる充実感に溢れた国になる事を心から期待しています。

代表者役職

代表理事

代表者氏名

福井 希一

代表者氏名ふりがな

ふくい きいち

代表者兼職

大阪大学名誉教授

主たる事業所の所在地

郵便番号

602-8071

都道府県

京都府

市区町村

京都市上京区

市区町村ふりがな

きょうとしかみぎょうく

詳細住所

仕丁町329

詳細住所ふりがな

していちょう

お問い合わせ用メールアドレス

amp@artmeetspeoplejapan.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

075-201-3713

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

事務所が無人になる事もあり、ご連絡は出来るだけメールでお願いします。

FAX番号

FAX番号

075-201-3713

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2013年1月31日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2013年1月31日

活動地域

全国

中心となる活動地域(県)

京都府

最新決算総額

100万円~500万円未満

役員数・職員数合計

4名

所轄官庁

所轄官庁局課名

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活動概要

活動分野

主たる活動分野

文化・芸術の振興

 

その他

設立以来の主な活動実績

[アートミーツピープル(AMP)の設立の経緯]
 日展会友であった日本画家の日展入選の遺作を、郷里の岡山大学に寄贈できないかという相談を後のAMP代表理事が受けたことがAMP設立のきっかけとなりました。
 人間の初原的な活動であり、従って人間的な活動の一つの基盤をなす芸術活動は、同時に人間の最も人間たる所以でもある理性を用いた教育・研究活動と車の両輪として扱われるべきと考えられます。そしてこれは欧米の伝統ある大学には多くの芸術作品が飾られているという事実からも支持されます。
「芸術の力」を信じ、その展開の一つとして芸術と学問のコラボレーションを目標に活動するAMPが生まれる必然性があり、そして芸術や学問を育んできた京都という地の利がAMPの誕生を後押ししました。
[8年間の寄贈活動の展開]
AMPは当初の経緯により、優れた芸術作品を大学などの教育機関に寄贈する上での橋渡しの役割を務めて来ました。芸術的に見て、その建物の空間に展覧される作品の姿はAMPが思い描き、候補になる作品を複数点推薦し、それらの中から大学は最も適したものを選ぶという作品選考方法が現在までの経験を通じて確立されました。こうした注意深く、控えめな活動に終始した8年弱のAMPの事業の中で5大学8部局に62点の芸術作品の寄贈の橋渡しを行ってきました。そしてAMPと作家、あるいは大学の間で問題が生じたことは全くありません。それどころか寄贈を受けた大学関係者、そして寄贈した作家の方々から、大変感謝され、喜ばれています。


[福井希一代表理事略歴]
1978年3月 京都大学大学院農学研究科 単位取得退学
1978年4月 農林省入省 ・農業生物資源研究所配属
1998年9月    同上     割愛
1998年10月 大阪大学大学院工学研究科 教授
2016年3月     同上      退職
2016年4月 大阪大学名誉教授 
現在に至る。

団体の目的
(定款に記載された目的)

[AMPの目的]
AMPの目的は「芸術の力」を信じて、「芸術の力」を通じた「我が国のソフトパワー」の質的向上を計る事です。「芸術の力」をブースターとして、「常に心に余裕が持て、自然に対する人間らしい感受性と他人への思いやり、元気が出て創意が湧く国」に質的な向上を図りたいと願っています。またその為、欧米各国では制定されている、公共建築の新・改装費の一定の割合を芸術作品に回すという法律の制定を目的としています。
[ 定款に記載した目的]
当法人は、わが国の優れた美術作品(絵画、彫刻、諸工芸など)を公共の場、特に大学などの教育機関での展覧に供し、美術館以外にも公共の場を美術作品に対する理解と 感動を共有する場となし、美術作品の制作者と鑑賞者がいずれも相互 に刺激し合い、裨益を受ける機会を作り出す事を目的とする。
[寄贈・設置活動の概要]
AMPの事務局長とアートディレクターは大学側が作品展覧を希望している空間を、寄贈作品を長期に展覧に適切かを採光、湿度、安全性、など多方面から現地調査し、展覧可能な作品サイズを決定すると共に大学側の要望、例えば日本画、洋画、彫刻、工芸、テーマ、具象、抽象、希望の作家などの最大限の聴取を行います。AMPでは上記2名と代表理事、美術顧問5名で、美術顧問会議を開催し、大学側に提示する候補作品を複数点選びます。候補作品から大学は展覧作品を選び、学内会議で作品選択と作品の額装や設置費他諸経費の承諾を得て、作品の寄贈設置の準備作業に移ります。寄贈作家と額の材質、色や幅、陶や彫刻作品なら展示台の高さ、色、材質を、キャプションプレートについても綿密な打ち合わせ後作製し、設置業者と設置に至ります。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

[年度ごとの事業概要]
○2010年度から2012年度は11作品を寄贈・展覧
 岡山大学本部事務局、岡山大学資源植物科学研究所、大阪大学工学研究科、京都大学物質‐細胞創業
 システム拠点に日本画、油彩画、計11作品を寄贈、展覧。これらを契機としてAMPが13年1月
 に設立されました。 
○2013年度は7点の作品を寄贈・展覧
12月:大阪大学工学研究科、大阪大学生物工学国際交流センターの2部局に油彩画、染色など合
 計7作品を寄贈、展覧。
○2014年度は25点の作品を寄贈・展覧
 6月:京都大学総合生存学館廣志房に油彩画、陶、染色、織など計7作品を寄贈、展覧。
 9月:京都大学総合生存学館船哲房に油彩画、水彩画、陶、染色、シルクスクリーンなど12作品 
 を寄贈、展覧。
 2月:大阪大学フォトニクスセンターに油彩画、染色など計6作品を寄贈、展覧。
○2015年度は22点の作品を寄贈・展覧
 4月:京都大学総合生存学館東一条館に油彩画、日本画、陶、染色、織、漆、彫刻など計9作品を 
 寄贈、展覧。
 10月:立命館大学生命科学科に油彩画、日本画、陶、染色、織、彫刻他計10作品を寄贈、展覧。
2月:京都学園大学太秦キャンパスに油彩画、染色など計3作品を寄贈、展覧。
○2016年度は10点の作品を寄贈・展覧
 3月:大阪大学福利厚生会館センテラスに、油彩画、日本が、陶、彫刻他10作品を寄贈、設置。
○2017年度は10点の作品を寄贈・展覧
 11月:京都大学大学院総合生存学館東一条館3F にアクリル他絵画6点、御影石彫刻1点
  3月:関西大学千里山キャンパス東体育館にアクリル画3点、彫刻1点
○2018年度は14点の作品を寄贈・展覧
  8月:関西大学千里山キャンパス工学部にアクリル他絵画8点
  3月:大阪大学吹田キャンパスレーザー科学研究所へアクリル他絵画5点、ステンレス彫刻1点
○2019年度は4点の作品を寄贈・展覧
 12月:大阪大学吹田キャンパス本部棟へ油彩画、アクリル画2点
  3月:関西大学千里山キャンパス工学部にアクリル他絵画2点
○2020年度は前期はコロナ禍で活動を休止。


































現在特に力を入れていること

一般社団法人を設立する前からの大学などの公共の教育機関に対しての美術品の寄贈・展覧事業、および社団法人設立以降、現在に至るまで特に力を入れていることは、2点あります。一つは、絵画や彫刻など芸術の分野の違いに依らない、当該大学の当該空間にベストにフィットするわけ隔ての無い、芸術作品の寄贈であり、もう一つは大学の中の理系、文系など学問分野の違いに依らない、わけ隔ての無い大学の部局への芸術作品の展覧です。

1.より多くの大学、特に文系の大学、部局へも寄贈したい
AMPは大学に最終的に選んでいただく候補となる作品を作家の方々のご理解とご協力を得て無償で提供して頂く事を業務の一つとして行っておりますが、額装や作品ケース作製、美術品運送、壁面への設置・固定にかかる費用は大学側にご負担して頂かざるを得ないのが現状です。ところが、大きなホールなどに展覧される作品はそれなりの大きさのものとなり、額装費、壁面固定費などもそれに応じてかなりの金額になります。学生数は多いが予算的余裕のない数多くの文系の大学、部局へも芸術作品を寄贈したいと強く思い、数多くの試みをして来ましたが、進んでいないのが現状です。
 結果としてみるとAMPからの芸術作品の寄贈を受け入れ、学内に設置・展覧して頂きました大学はすべて理系の大学あるいは部局でした。その理由は明らかであると考えています。すなわち、学部・研究科による予算的余裕の有無が主な原因と考えられます。文系の大学や部局の先生方も是非とも自分たちのキャンパスに芸術作品が欲しいとおっしゃいますが、額装費や運搬費等最低限度の負担にも大学や学部事務局が難色を示すので残念ですが、とお断りされることが多々ありました。

2.寄贈作品の種類によって生じる経費の大小の問題
AMPとして力を入れて来た、特定の分野の芸術作品に片寄らず、全ての芸術作品の分野を等しく扱うという点でも、問題がある事が徐々に明らかになってきました。それは特に彫刻分野の作品の寄贈を受ける際に端的に表れました。彫刻の場合、作家の方々のご負担が、例えばブロンズの像や大理石の作品の場合に、材料費自体が極めて高価になり、大きなものになるとご負担が極めて大きくなり、実質的に彫刻は候補作品から分野として外さざるを得ないという点です。
 こうした経験を積んできたAMPは、文系や理系などの学部の財政状態や、美術作品の分野に関係なく大学が作品を受け入れられるように何とかしたいと常々願って来ました。それが今回の貴財団からの支援に応募した最大の理由です。
またAMPの拠点が京都にあるために、作家の方々との面談や作品の提供を受けるにあたって、今まで多くのメリットを京都という地から受けて来ましたが、今年度は初めて沖縄の大学に寄贈することを進めています。現在までの主として近畿圏の大学に限られていたAMPの事業をこれからは日本全国の大学にどんどん広げていきたいと思っております。芸術振興に努められている財団の援助を是非とも受けその一部を上記の活動費用に充てたいと考えています。

今後の活動の方向性・ビジョン

1.今後のAMPの活動の方向性
AMPが生まれるに当たって重ねられた議論の中で、はっきりとしています。AMPは、作家の負担と厚意による寄贈ではなく、「正当に評価され、対価が支払われた作品」が大学や公共の建造物に展覧されることを願っています。それは又、世界3位の経済力を持ち、文化芸術基本法が改訂され、文化芸術を教育や産業などの施策と結びつけていくことがうたわれた文化が花ひらく日本で、事業目的としては全く時機にかなった事と考えられます。
その為の具体的方針としてはやはり欧米先進各国の例では、「アートのパーセント法」があります「アートのパーセント法」とは日本では馴染がありませんが、欧米諸国では20世紀中頃から多くの国々で制定、実施されており、例えばニューヨーク市では市の所有するすべての公共建築において、新築、改装を問わず、建築費の最初の2000万ドルの内最低1%を、2000万ドルを超える部分については0.5%を芸術品の購入に充てなければならない事が法制化されていおり、ロンドンやパリなど欧米の都市では定着が進んでいます。建物は入れ物ではなく人々が生活をし、仕事をし、そして楽しむ空間であるべきだという我国より一歩先の概念が当たり前の事として既に受け入れられているのです。
AMPは「アートのパーセント法」の制定を寄贈活動の次の段階の目標とし、直接関係する作家の方々や芸術品の価値、力を実際に経験した大学関係者に働きかけて行きたいと考えています。諸外国と比べて日本の公共建築、特に大学などに、芸術作品の展覧が極端に少ないのは、欧米諸国や韓国にも有るこの法律が制定されていないからだと考えています。日本でも法律がどのような形であれ制定されれば、やがて街角の公共建築物や大学構内に芸術作品が溢れ、励ましや安らぎ、新たなインスピレーションや刺激をも与える空間になり、学生や人々にとっては芸術が生活の一部となり、学問にも、精神面の充実にもプラスに作用するに違いありません。
 またこうした「アートのパーセント法」が設立されればもう民間財団からの直接的なご支援が無くとも日本は自律的により良いを持つ国へと徐々に進化していくこととなります。AMPもその存在意義が問われ脱皮していくか或いは達成感をもって解散すべきかを議論する事となるでしょう。
 18歳から22歳という人生で最も多感な時代を送る大学時代に人生を共に考えさせてくれる優れた芸術作品に直接触れつつ過ごせることはどれだけ素晴らしい事でしょうか。優れた芸術作品は間違いなく、多くの学生の心を奮い立たせ、明日への希望を与え、失敗への慰めもしてくれ、人生そのものを共に考えてくれる事でしょう。

2.AMPのビジョンと日本のあるべき姿。
こうした芸術による国の進路を切り開く方策は町おこしや地域おこしなどに広く使われて文化芸術基本法でもそのひつ言う性が強調されています。最近の成功例は瀬戸内海の島々を会場とした3年に一度開催される美術展、「瀬戸内国際芸術祭」です。これにより、世界的には全く無名のまさに消え去ろうとしていた多くの島々が芸術の力により蘇ったのです。大きな工場や波戸場を作らなくても数多くの人々が世界中から集まるようになりました。
 こうした動きはAMPの事業と軌を一にしていますが、AMPのものはより日常の公共建造物、今直ちには大学の芸術化を目指しています。この段階を早急にクリアし、全ての公共建造物への芸術の関与を国民がゴーサインを出す時、日本はゆっくりとではありますが、全体が「瀬戸内国際芸術祭」の会場となり、人々はより潤いのある、より人や地球にやさしい、より安心できる生活の中でインスピレーションが湧く、限界を感じさせない人間性の広がりが実感できる空間に社会全体が変わっていくものと確信しています。こうした動きの中にアールブリュットを取り入れ、お金の支援ではなく境界の無い社会を芸術で明示する事も重要です。こうした事は全て最終的には現在の「日本のソフトパワー」の質的な向上に結びつくものと考える事が出来ます。これにより喜びや楽しみを体感していただき、「アートのパーセント法」の制定の理解者と賛同者を増やして行きたいと思っております。今しばらくは芸術振興に努めておられる財団の援助なども受けて余裕のない大学や文系の学部の負担を軽減し、少しでも多くの大学に優れた芸術作品を設置して行ければと考えています。

定期刊行物

ありません。

団体の備考

1. AMPのビジョンとAMPが考える日本のあるべき姿ソフトパワー
「芸術の力」による国の進路を切り開く方策は町おこしや地域おこしなどに広く使われてきました。今年の文化芸術基本法の改正はまさに文化芸術を広く社会の中で生かしていく重要性を指摘しています。
 こうした動きはAMPの事業と軌を一にしていますが、AMPのものは現在のAMPの身の丈に合ったより日常の公共建造物、今直ちには大学の芸術化を目指しています。この段階を早急にクリアし、全ての公共建造物への芸術の関与を国民がゴーサインを出す時、日本はゆっくりとではありますが、国、全体が「瀬戸内国際芸術祭」の会場となり、人々はより潤いのある、より人や地球にやさしい、より安心できる生活の中でインスピレーションが湧く、限界を感じさせない学問の広がりが実感できる空間に社会全体が変わっていくものと確信しています。こうした動きの中にアールブリュットを取り入れ、お金の支援ではなく境界の無い社会の構築を芸術で明示する事も重要です。そして最終的には現在の「日本のソフトパワー」の質的な向上に結びつくものと考える事が出来ます。既に他国から羨まれるほどの20世紀型ソフトパワーを達成した日本は、さらにその上の質のソフトパワー、どの国も成し遂げることがなかったソフトパワーを持つ国を目指すべきでしょう。これにより喜びや楽しみを体感していただき、「アートのパーセント法」の制定の理解者と賛同者を増やして行きたいと思っています。
 その為、先ずは財団の支援を受けて少しでも多くの大学に優れた芸術作品を設置して行けたらと考えています。
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

ありません。

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

ありません。

企業・団体との協働・共同研究の実績

ありません。

行政との協働(委託事業など)の実績

ありません。