地域で小人数での手話活動が平成１０年に福田町教育委員会主催の手話講座を開講することにより、サークルとしての活動を本格的に開始した。現在は定例交流会や手話の歌、レクリエーションを通じて聴覚障害者だけでなく、自閉症者や肢体不自由児者、不登校児、幼児から高齢者までが何の隔たりを感じることなく活動を行った。
　今までの全ての人を対象とした活動だけでなく、障害者の一時預かりや送迎サービスなど、障害者個人を対象にする支援活動を加えることにより、地域全体の障害者理解を深めノーマライゼーションの実現に向けて活動を行うこととする。
　今までの活動のなかで、特に自閉症者の親の苦労と負担が大きいことを感じてきた。障害者が地域で生活し、ニーズを実現していくためには、親ではないからできること、地域に存在する活動団体だからこそできることもあるのではないかと考えた。これらを実現するため、障害者の一時預かりなど責任ある事業を開始するために社会的認知を高め、活動の幅を広げることができるよう、ＮＰＯ法人を設立する決意をした。

ノーマライゼーション交流事業
・会員や地域住民を対象とした月１回程度の交流会を開催。
・障害者・児や地域住民を対象に｢手話でうたおう｣の講習会を実施するとともに、山本智子とミュー　ジカルフレンズ（障害者を含むグループ）を招き、ライブ「手話でうたおう」を開催。
・フリースペース『福の家』にて、地域住民のつどいの場とし、『井戸端空』にてお好み焼きや焼きそば、野菜・惣菜、駄菓子等の販売を行い、地域住民の生活支援の場となった。
・利用者や会員及び地域の障害者や子どもたち等と一緒に、畑作業や花壇に花の植え付と管理。
・他団体が行うイベントや行事に参加、小中学校への福祉授業の講師、公民館講座の講師手伝い等。障害者・高齢者支援事業
・障害者自立支援法による障害福祉サービス・地域生活支援事業・ライフサポート事業は、障害児・者の一時預かり、外出支援・訪問サービス等。
・高齢者介護保険制度における身体介護や生活援助のサービスプラン計画及び訪問介護サービス。
・道路運送法による福祉有償運送事業で、移動が困難な障害者・高齢者に対しての、通院や外出支援。
・障害者相談支援センターを磐田市との委託契約を結び運営。
・障害者の就労支援・生活訓練を目的とした『ライフサイズステーションあまね』での障害者支援。
・『ハッピーハウス』での障害児の一時預り、磐田市との契約による障害児放課後児童クラブ『ハッピー』を運営。
・県の介護職員緊急雇用支援事業を行い、雇用機会の拡充を支援。
・他団体の障害者施設送迎のための運転手を継続的に派遣。他団体への協力を図った。
・名刺の点字打刻作業を行い、福祉の啓発活動につながった。
その他支援事業
・　乳幼児・学童の一時預かりを実施。

乳幼児から高齢者まで、障害の有無にかかわらず、一人一人の個々のニーズに応えられ、支援できることを目指していきたい。

無

9名

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平成２４年５月２５日　監査役より監査を受けました