特定非営利活動法人ひろがり

基礎情報

団体ID

1228877054

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

ひろがり

団体名ふりがな

ひろがり

情報開示レベル

★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

障がいの重い子どもたちの教育や保育に長年関わり、支援を続けてきたベテラン教師、保育士、ヘルパーが、中心となって活動を展開している。
理事には、「障がいの重い子どものふれあい体操」著者の丹羽陽一、「からださん元気ですか体操」著者の村林雅子らがいる。それらの体操の基礎にもなっていて、障がい児の教育の理念と方法である「静的弛緩誘導法」を活用した実践を展開している。また、摂食指導を積極的に取り入れ、生活の中で、楽しく、おいしく、安全に食べることを重視した研修や実践を続けている。
「ともに楽しく食べ、ともにやさしくふれあい、ともに豊かにひろがる」を理念として、障がいの重い方たちやご家族と共に、医療関係者とも連携しながら、日々実践を積み重ね、研修、研究に取り組んでいる。

代表者役職

代表理事

代表者氏名

丹羽 陽一

代表者氏名ふりがな

にわ よういち

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

455-0053

都道府県

愛知県

市区町村

名古屋市港区

市区町村ふりがな

なごやしみなとく

詳細住所

名四町183番3

詳細住所ふりがな

めいしまちひゃくはちじゅうさんばんさん

お問い合わせ用メールアドレス

hirogari@alpha.ocn.ne.jp

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

052-364-7880

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~18時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

FAX番号

FAX番号

052-364-8016

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~18時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2011年8月29日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2011年8月26日

活動地域

複数県

中心となる活動地域(県)

愛知県

最新決算総額

5,000万円~1億円未満

役員数・職員数合計

35名

所轄官庁

名古屋市

所轄官庁局課名

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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

子ども、障がい者、福祉、保健・医療、学術研究(文学、哲学、教育学、心理学、社会学、史学)

設立以来の主な活動実績

2009年3月 三重県志摩市の民家を研修施設として、愛知、三重、奈良の
養護学校教員、施設職員、障がい児通園保育士、ヘルパーらが、「広がりの家」設立準備会を発足した。その後、NPO法人ひろがり設立準備会に変更し、2011年8月にNPO法人ひろがり(代表理事丹羽みさ子は、母親歴62年で3人の子育て経験者、主婦歴63年、現在83歳で元気に活躍中だが、実質は、副代表理事3名が支えている)を設立した。
活動実績(準備会から継続)
1.わくわくプロジェクト(宿泊生活研修)
2009年から今までに22回実施した。障がい児(者)とその家族は、1回に1~3組(1組は2名~4名)程度、支援者は、2~7名程度参加した。今までに延べ40組の親子と100名以上の支援者が参加した。
障がいの重い(重症心身障がい)方とのふれあいを重視し、わくわくプロジェクト(宿泊生活研修)を「広がりの家」で行ってきた。障がい児(者)とその家族、支援する方々が一緒に泊り、食事、入浴、移動などについて、またその支援の仕方について研修し、花火、スイカ割りなど楽しい経験の場ともなっている。また、家族との懇談や、夕食会などにより、日ごろの疲れを癒す機会にもなった。特に、生活の中で「ふれあう」ことと「食べる」ことを重視し、ふれあい体操などによる身体への働きかけと、誤嚥による窒息や誤嚥性肺炎を未然に防ぐための摂食研修に力を入れてきた。
2.各種研修会
障がい児(者)、その家族、支援者を対象に、「食べる力を育てる研修会」
(2日間を年3回、いままでに14回実施済み1回参加者平均約70名、「ふれあい体操研修会」(年1~2回実施、1回参加者平均約30名)、「こころとからだにやさしい介護食づくり」(5回実施、研修会参加者約80名)などの研修会を継続して行ってきた。
3.重症児デイサービス「子育ち デイ ひろがり」
2013年10月より開始。「ともに楽しく食べ、ともにやさしくふれあい、ともに豊かにひろがる」を理念として、児童福祉法にもとづく障害児通所支援事業(児童発達支援事業、放課後等サービス事業)を行っている。
4.講演会
「食べる力を育てるために」をテーマとして、2012年度は、向井美惠先生、2014年度は、野沢由紀子先生に後援していただいた。
5.研究活動
理念にもとづく実践を記録し、まとめている。
6.子育て相談
デイサービスや事務所において随時相談を受けている。

団体の目的
(定款に記載された目的)

障がい児の子育てと障がい者の豊かな生活の支援に関する事業を行う。
また、障がい児の子育てと障がい者の豊かな生活を支援するための各種研修事業、研究事業などを行うことにより、障がい児(者)をとりまく環境をよりよくし、地域福祉の増進と向上に寄与することを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

1. 研修事業
ア.わくわくプロジェクト(年3~4回、1泊2日で実施)
障がい児(者)とその家族、支援する人たちが「広がりの家」に宿泊し、障がい児(者)の生活に即した生涯発達支援について、障がい児(者)当人、家族、支援者がぞれぞれの立場で研修を行うとともに、共通理解のもとに、障がい児をとりまく環境をよりよくし、地域福祉の向上と増進に寄与するよう努めた。
イ 食べる力を育てる研修会(年3回、1回2日間実施)
障がいの重い方が、食事をおいしく楽しく安全に食べることができるように、障がい児(者)、家族、かかわる人たちが、具体的、実践的に研修し、障がい児をとりまく環境をよりよくし、地域福祉の向上と増進に寄与する。
ウ.「こころとからだにやさしい介護食づくり~食べる力を育てる実習~」研修会
食べる機能に障がいを有する人(高齢障がい者、先天性障がい者、中途障がい者)が、おいしく、楽しく、安全に食べることができる、こころとからだにやさしい介護食について研究するとともに、実際に作って食べてみるという研修会を行う。また、市販の弁当を再調理するための問題点についても研究し、研修会で実際に行う。
エ.「こころとからだの研修会」「重度障がい児のかかわり方の基本研修会」など(愛知で1回、奈良で1回実施)
重度障がい児(者)とのかかわり方の基本、健康づくりを、「障がいの重い子どものためのふれあい体操」や「ふれあいダンス」などを活用して研修し、障がい児(者)、家族、支援者の心身の健康づくりや、障がい児(者)とのよりよいコミュニケーションの力を身につけ、地域福祉の向上と増進に寄与する。
2. 研究事業(随時実施、実践をまとめていく)
重度障がい児の子育てと重度障がい者の豊かな生活支援について研究する。
3.児童福祉法に基づく障害児通所支援事業
障害児通所支援事業(児童発達支援事業、放課後等ディサービス)
主として重症児を対象とする。


現在特に力を入れていること

障がい児(者)、特に重症児の基礎的な子育て支援として「ふれあうこと」と「食べること」を重視し、日々の児童デイサービスで実践し、研究、研修を重ねている。そのような重症児デイサービスに通い実際に基礎的な支援を受けている児童が、わくわくプロジェクトに参加して、そのご家族、支援者(特別支援学校教員やヘルパーなど)とともに研修し、一層の共通理解を図る。また、食べる力を育てる研修会やふれあい体操研修会のモデルとして参加することにより、その実践をより多くの方の研修に役立て、現場での実践に活かすとともに、研究成果をまとめていくことをめざしている。

今後の活動の方向性・ビジョン

重症児デイサービス「子育ち デイ ひろがり」を、昨年立ち上げた。理念を日々実践していく場として重視し、中身を一層充実させていくことが急務である。積み重ねてきた「食べる力を育てる研修会」や「ふれあい体操研修会」を続けながら、人材を育成していきたい。また、わくわくプロジェクトとリンクして、障がい児(者)やその家族、支援者との連携を深め、障がいの重い子どもたちの子育ての基盤を培い、障がい者の豊かな生活の基礎づくりに貢献していきたい。これらの実践を積み重ね、「障がいの重い子どもの子育ち支援センター(仮名)」を立ち上げて、相談活動と人材育成に取り組んでいくことを目指したい。

定期刊行物

ひろがりだより、年1回程度、100部

団体の備考

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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

2011年度、財団法人倶進会より、重度障がい児の「食べる力を育てる研修会」事業へ、50万円助成金を受けた。この助成金により、ビデオカメラ、プロジェクター、スクリーン、スキャナップセットなどの物品と、講師謝金、交通費、宿泊費、会場費などに充てることができ、充実した研修ができた。
2011年度、初期(後期)公益信託愛・地球博開催地域社会貢献活動基金助成(初期活動・後期募集10月~3月の活動)(もりころ基金)により、「こころとからだにやさしい介護食づくり」研修会事業に、30万円の助成金を受けた。圧力鍋、ステンレス鍋、実習食材費、講師謝金などに充てることができ、また、参加費を安く設定することができ、大勢の参加者が充実した研修を受けることができた。

2014年度、2015年度 愛知コミュニティ財団を通じて、名古屋フィルエール基金をいただいた。わくわくプロジェクト、介護食づくり研修会の2つの事業に活用させていただく。

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

2011年、「重度障がい児の関わり方の基本研修会」を、岐阜大学で岐阜静的弛緩誘導法研究会と協働で行った。2日間で53名参加した。
2012年に、第1回三重摂食研修会を、三重のNPO法人ふくろうの家と協働で、行った。参加市民44名、障がい児と家族13組が参加した。
2013年に、第2回三重摂食研修会を、三重のNPO法人ふくろうの家と協働で、実施した。参加市民30名、障がい児と家族12組参加した。
2010年度~2012年度 「こころとからだの研修会~陽だまり笑顔の会~」を、奈良のNPO法人わかくさもえぎと協働で行った。毎年、障がい者と家族8組程度、支援者10名程度参加した。

企業・団体との協働・共同研究の実績

「食べる力を育てる研修会」で、㈱伊那食品の協力で、ウルトラ寒天による、牛乳寒天を作り、嚥下しやすく、水分をとりやすい飲み物としての実践研究を研修会で報告し紹介した。

行政との協働(委託事業など)の実績

2012年度、愛知県立港養護学校・愛知県教育委員会主催、親子で楽しむふれあい企画「元気!ふれあい体操!を楽しもう」(障がいのある乳幼児の教育相談会)を、委託により行った。親子18組が参加し、ふれあい体操や子育て相談を行った。