【設立の経緯】
親からの限りない愛情をもらえずに施設で育たなければならなかった子どもたちに何の責任があるというのでしょうか。
児童養護施設の入所理由は「児童虐待が半数以上」というデータが厚生労働省から出ています。 この豊かな日本に約580の児童養護施設があり、約3万人の子どもたちが親と離れて暮らしています。滋賀県では、現在約300人の0歳から18歳の子どもたちが児童養護施設、ファミリーホーム、里親のもとで生活を余議なくされています。不適切な家庭環境、貧困、虐待などで育った子がほとんどです。 親の事情にもよりますが、あらゆる種類の虐待を受けた子どもたちが精神的なトラウマ、問題を抱えたまま原則18歳になると施設から社会に巣立っていくことになります。
彼らは家庭による後ろ盾もなく、社会に出る際に国から出される支度費用は、進学、就職に関わらず26万円です。困ったときに相談できる大人がいない子どもたちは、生活が立ちいかなくなっても帰る場所がありません。
どんな環境で生まれ育っても、平等に生きる権利があるのではないでしょうか。
そのために退所後の子どもたちに安価で安心な住まいを一定期間提供し、彼らの進学、就労支援の為にさまざまな職種の人が関わり、子どもたちがいずれ立派な納税者となる為の人生移行支援を広げていきます。
子どもたちを支援する上で一番大きな壁は「資金」です。 支援の継続には、これをＮＰＯ法人化して組織、仲間を作り、広報、支援の輪を広げていく必要があると考えました。

【代表者の略歴】
1980年梅花短期大学卒業後日本コカ・コーラ㈱に入社し総務課で勤務。1985年結婚をし３人の子どもを出産。子供たちの独立をまって2008年より４年６カ月児童養護施設守山学園でボランティア活動を行う。そこで子供たちの抱える問題や児童福祉の深刻な実態を知りその後2013年ＮＰＯ法人を立ち上げ若者たちの自立支援を行う。

【活動実績】
・社会的養護の必要な若者たちを見守り続けるための支援事業
・住宅支援・シェアハウス事業
・生活に関する相談や就労支援事業
・施設入所児童の巣立ちの前準備事業
・児童養護施設退所者や社会的養護の必要な若者たちのシェアハウス応援事業
・児童養護施設入所高校生サマーショートステイ事業
・児童養護施設高校生セミナー事業（性・コミュニケーション・お金の管理・退所後の生）
・児童養護施設等を退所した若者たちを支える地域事業（高齢者の匠の技伝授）
・児童養護施設退所者たちとの交流会事業

【団体の活動業務】
・一時的な住宅支援、シェアハウス事業
　当法ビル3.4Ｆにて女性２名、男性５名、計７名が共同生活えきる場所を提供
・居場所事業　
　当法人ビル3Ｆリビングにて、施設入所者、退所者また退所者が気軽に立ち寄れる居場所の確保
　意見交流や食事会の開催
・個別相談事業
　一人ひとり状況に応じて人間関係や転職等の相談に応じて解決へと導く
・自立サポートセミナー
　スタッフや専門講師の方に来ていただきセミナーを開催
・資格等取得支援事業
　児童または退所者が資格等の取得までの相談、助言等の支援を行う

委託事業ではないため私たちの取り組みは活気的と評判になり全国化から視察に来られる。

滋賀の録創造実践センター実行委員のメンバーとして制度の対象にならず支援が届かない課題の解決に取り組んでいる。

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