発達障害の息子は、29歳になりますが、まだきちんとした就労ができていません。ですが、環境を整えてやれば、できる仕事はたくさんあります。私は、障害のある方に、仕事ができる環境を作り、少しでも福祉就労できれば、生きがいにつながると思い、法人を設立しました。私はもともとは柔道整復師、鍼灸師で、鍼灸整骨院を営んでおりました。その後、介護保険が発足すると同時に、介護支援専門員の資格を取り、ケアプランセンターを立ち上げました。高齢者介護をするうちに、障害者の介護や障害者の訪問治療をするようになり、高齢者よりも長生きをする若い障害者のほうに、ウエイトが移動していきました。平成24年に社会福祉士の資格を取得し、そして、2014年12月に法人設立しました。

就労継続支援Ｂ型において、さまざまな障害特性に合わせた下請け作業を受注しています。簡単で単調な作業から、複雑な機器の解体まで、あらゆる作業を経験できるよう配慮しています。経験を通じて、楽しさ、喜び、生きがいにつながるその人なりの何かを掴んでもらいたいです。また社会参加を実感していただくために、観光地やイベント会場での出展を年に数回実施しています。出展に向けての小物づくりもしています。支援員と共に、一所懸命にがんばります。また、障害者、高齢者を問わず、より充実した生活がおくれるよう、プラン作成も行っています。

これから、地域と密着して、地域の方々との交流を深めていきます。そして地域社会に障害を持つ方々も一緒に生きていることを知っていただき、またそれが普通のことだと思っていただけるよう、事業を発展させていく所存です。具体的には共同生活援助できる施設を作り、一緒に住んで、一緒に働くこと、そしてできればそれは自施設の土地、建物で。そして、その建物の1階にはコンビニや食堂の店舗が入り、そこには施設を卒業した利用者が普通に働いている場として、存在する。そんなワンダーランドを創造する方向で、ビジョンを考えています。

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NPO法人京都でてこいランド

 

 

 

 

2014年7月31日

 

一般社団法人