特定非営利活動法人救急救命推進機構は、救急救命医療に関する情報収集、情報提供事業、調査研究事業、及び啓発事業を目的として本年１０月に東京都に法人設立の申請を行いました。

当法人の理事長植村一彦は、１９９０年まで米国で油田開発関係の米国企業に勤務、その後日本に帰国し医療機器メーカー、学術部門、さらに情報処理会社に勤務しました。日本での勤務中、業務が情報処理（IT)関係であったこと、取引先が救急医療に関連したこと、懇意にしていただいた医師が救急救命医であったことなどから、救急時の患者の問診情報を迅速に医療機関に伝えることが大変重要でありながら、その手段がないことを鑑み、ITを活用した個人の問診情報配信手法に関する特許を医師の協力のもと取得しました。

現在当法人では、この特許に基づき、救急時の患者の問診情報を救急車、医療機関に即時配信するシステム「救急カード」サービスのシステム構築の企画策定中です。

当法人では、上記サービスを実施するためのシステムの構築、サービスの運用（データセンターの管理・運用を含む）、およびサービス普及のための諸活動を主業務とします。

システム構築に関しては、問診内容、配信体系など含むシステム全体構想の策定を、医師の協力の下に策定しました。それの基づきシステム定義を行い、実際のシステム作成委託先向けのRFP（要求要件書）を作成し、これを元にシステム構築の見積り作業を行いました。システム構築委託先が複数ありますが、現在NTTグループ様、㈱NEC様などが候補となっております。

サービス運用は、主としてデータセンターの運用とサービスセンターの運用です。これらは、現在NTTグループ様と詳細のデザインを行っております。

サービスの普及活動につきましては、地方自治体様を中心に、各都道府県の病院協会様、権消防など関係期間への案内の準備をしております。

無