ALSに対して全国的にも、東京都立神経病院、千葉大、北里大などごく一部の医療機関、大学でALS患者・家族に対するチームアプローチが行われるなか、宮城県下では、療養支援体制は未だ不十分であり、患者・家族の組織も今日まで結成に至りませんでした。そこで、ALS患者作品展・講演会・医療相談会（１４１ビル）、平成7年５月のチャリティーコンサート（宮城県民会館）をきっかけとして、しだいに宮城県内の患者・家族、医療、保健、ボランティア、報道等の関係者が、自由に意見を交わし、情報を交換し、共に支え合う会を作ろうとの気運が次第に高まりました。闘病を続ける和川次男氏（ALS患者家族会会長、仙台市泉区）、鎌田竹司（同副会長、ALS協会宮城県支部準備会長、宮崎町）を中心に、患者・家族の会発足に むけて討議が重ねられ、東北大学医学部神経内科糸山泰人教授、広南病院高瀬貞夫院長等、医療関係者の協力、宮城県の保健福祉担当者の支援のもとに「ALS患者・家族会」が平成7年11月スタートいたしました。その後、支部化にむけて準備会が重ねられ、この度平成8年6月22日、日本ALS協会宮城県支部を結成することになりました。
現支部長の長尾有太郎氏は、前支部長である和川次男氏の後継者として、平成25年に新支部長として就任。新支部長として、新支援制度の構築を積極的に推し進めています。また前支部の皆さんが築き上げてきた医療、行政、福祉に対する支援制度を患者・家族に浸透させ、安心して生活ができるよう支援を行っております。
平成8年9月24日 日本ALS協会宮城支部県浅野知事へ陳情
平成9年4月20日　患者家族交流会
平成10年10月17日　日本ALS協会宮城県支部チャリティーコンサート
平成11年7月2日　宮城県浅野知事へ陳情
平成17年11月25日 「神経難病患者による療養支援」宮城県神経難病医療連絡協議 会
平成18年11月26日　第17回ALS/MND国際シンポジウム/第14回国際同盟会議
平成19年11月22日 ALSとコミュニケーション― ALSの想いとどける技術支援ボランティア募集 に関　　　　　　　　　する集い
平成20年6月8日 ALS患者家族の為のコンサート
平成21年12月2日 ALS療養者のコミュニケーション支援に関する請願
平成22年4月11日 春の花見交流会
平成23年11月3日 芋煮交流会
平成24年7月7日 由紀さおり・安田祥子コンサート
平成25年10月27日　芋煮交流会

事業活動の概要
（1）ALSに関する正しい知識の普及と啓発事業
（2）ALSの原因究明及び治療法確立等の研究助成事業
（3）ALS患者・家族に対する療養支援事業
（4）ALSに関する調査研究事業
（5）前各号に掲げる事業に付帯又は関連する事業

ALS協会宮城県支部は、今後ともALS患者・家族が入院、施設療養、在宅療養を問わず、自己の選択に基づき、安心して療養生活が続けられ、社会から孤立していかないために、日本ALS協会本部、各支部との連携を強化しながら、会則に定める目的を達成すべく、主体性をもった活発な活動を展開していきたいと考える。

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