平成8年5月現理事長が活動の場が途絶えていた鳥栖市手をつなぐ親の会の事務局を鳥栖市社会福祉会館の2階に置き、在宅で困っていた知的障害者の日中活動の作業所として、2名よりスタートする。
平成10年6月、鳥栖市手をつなぐ親の会の総会で、小規模作業所の設立について承認を得て、正式に名称を福祉作業所『わかば』として開所し、通所者7名となる。
平成18年9月、特定非営利活動法人の認可を受け、名称を『特定非営利活動法人NPOわかば』に変更し、翌平成19年4月、県より障害者自立支援法に規定する就労継続支援B型事業所として指定を受ける。
平成19年9月、施設利用者の増加に伴い、障害者自立支援基盤整備事業を利用して、現所在地の建物を改装し、移転する。
平成21年3月、総務省より特定信書便事業の認可を受け、平成21年4月、佐賀県の逓送事業を受ける。
平成22年5月、ホテルビアントスにて168名のご参加をいただき、創立15周年記念事業を開催する。
平成24年10月、佐賀県のグループホーム整備資金を活用して、わかばホームを開所し、5名の利用者が入居する。
平成25年3月、平成24年度の利用者の平均工賃が30,500円となり、30,000円台を突破する。
平成26年3月現在、基準(定員20名)を超え、26名の受け入れとなっており、トイレが不足する、食事を狭い所で摂る、静養室や相談室の確保が難しい等、施設が手狭になっており、国庫補助事業による施設新設の内示を受け、平成26年度中に着工、完成予定。

・保健、医療又は福祉の増進を図る活動。
・障害者の通所作業所の運営事業。
・障害者による企業及び行政の委託事業。
・障害者総合支援法に基づく障害者福祉サービス事業及び相談支援事業。
・地域住民と障害者の交流事業。
・特別支援学校、特殊学級の実習生の受け入れ事業。
・地域活動支援センターの設置運営事業。
・貨物軽自動車運送事業及び特定信書便事業。
・施設外就労推進事業。

当施設は平成8年5月に知的障害者の日中活動の場として開所し、学校を卒業しても在宅を余儀なくされている方や就業や社会参加に支援が必要な方などを支援して参りました。
2名でスタートした施設も今では25名で活動するようになり、利用者に応じた様々な支援が必要となってきました。両親が他界されて生活の基盤を失われたり、親亡き後の生活を心配されるケースが増えて参りました。
このほかにも自身で行政手続ができなかったり、金銭管理が難しい、体調管理ができなかったり、自分で通院することが難しいなど、多岐に渡ります。
そのなかで、平成24年10月に地域に生活の場を確保するためにグループホーム『わかばホーム』を開所し、就労の支援だけでなく、地域に根ざした生活環境の提供が行えるようになりました。これにより利用者は安心して日々の生活を送ることができるようになり、仕事にも精一杯取り組めるようになりました。
今後は、地域とより関わりを持ちながら、障がいのある人たちが地域で自立した生活が送れるよう、工賃アップ、障害者理解促進、共生社会の実現を目指して頑張っていきたいと思っています。

佐賀県手をつなぐ育成会の中にある知的障害者本人の会『えがおの会』に利用者全員が会員となって、役員も出している。週末の余暇活動や社会活動（勉強会・交流会・バルーンフェスタ環境ボランティア）等を通して、地域での共生社会実現に向けて取り組んでいる。

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手をつなぐ育成会事業所協議会・佐賀県授産施設協議会・信書便事業者協会