【設立経緯】
「みちのく震録伝（しんろくでん）」は，巨大地震および津波による被害に加え、原子力発電所での事故による影響など、人類史上類のない大災害をもたらした東日本大震災を取り巻くさまざまな事象に関する「情報」を、今後災害に見舞われるであろう国内・海外に、また、これからの未来の世代に発信・共有していくため、東北大学を中心とした産官学民連携団体として設立されました。
【代表者略歴】
今村文彦
1989.04.01　東北大学工学部土木工学科助手
1991.03.01　東北大学工学部災害制御研究センター講師
1992.12.01　東北大学工学部災害制御研究センター助教授
1993.08.23　アジア工科大学院助教授（２年間）
1997.06.01　京都大学防災研究所巨大災害研究センター客員助教授（併任、３年間）
1998.04.09　東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター助教授
2000.04.01　海洋科学技術研究センター客員研究員
2000.12.08　東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター教授
2012.04.01　東北大学　災害制御国際研究所　副所長
【活動実績】
2011.08.29　「みちのく震録伝」キックオフミーティング
2011.09.12　東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」
2011.09.13　東日本大震災6ヶ月後報告会にて活動報告
2011.11.01　東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」第2回ミーティング
2011.11.22　WG3, WG4 データ収集，電子化　第1回　合同ミーティング
2011.11.22　WG5　システム　第1回ミーティング
2011.12.01　東北大学研究者による復興写真マップ公開
2011.12.01　3D映像記録　東日本大震災公開
2011.12.09　WG5[システム]システム　第2回ミーティング
2012.01.11　東日本大震災アーカイブ国際合同シンポジウム
2012.01.13　WG5-2[ストレージ]　第1回ミーティング　
2012.01.13　WG4[電子化]　第2回ミーティング　
2012.01.23　WG2[データ提供],WG3[データ収集] 　第1回合同ミーティング
2012.01.25　エアクルーズ　被災の画像記録公開
2012.02.01　WG5-1[GISサブワーキング]　第1回ミーティング
2012.02.08　WG5[システム]　第3回ミーティング
2012.02.13　WG5-2[ストレージサブワーキング]　第2回ミーティング　
2012.02.13　みちのく・いまをつたえ隊活動開始
2012.02.16　WG4[電子化]　第3回ミーティング
2012.02.27　WG5-1[GISサブワーキング]　第2回ミーティング
2012.03.11　東北大学による東日本大震災1年後報告会にて活動報告
2012.03.12　LVSquareみちのく「被災地の現地写真と航空写真，全周囲（360°）映像」公開
2012.03.19　東日本大震災ライブラリー「津波再現シミュレーション,被災範囲の推定」公開
2012.06.21　G空間EXPO2012にて講演

みちのく震録伝では、1）あらゆる可能性を否定せずに幅広く様々な分野の情報を収集する、2）東日本大震災の現在のみならず被災地の過去や未来も収集する、3）活動を通して得られた知見を即座に防災・減災に結び付けられるように発信する、4）利用者との対話をもとに継続的に成長する、5）被災地の復旧・復興の過程を沿岸から内陸まで継続的に記録する、6）他の震災アーカイブや有用なサービスと積極的に連携する、7）災害アーカイブのグローバル・スタンダードを目指す、8）行政・企業・研究機関の防災・減災情報システムと連携する、9）防災・減災教育に資する情報を提供する、10）プロジェクト活動を通して東北地方に雇用を生み出す、という理念のもとに活動しているものです。
活動の特徴としては、上記理念のもとの賛同機関として産官学の広い連携の体制を整え，テーマと関心によってWGの活動を実施しております．さらに，被災地域との連携 を「みちのく・いまつたえ隊」等ユニークな活動を継続し、復興に向けたアーカイブの利活用の検討を進めています。

2012年4月1日に東北大学災害科学国際研究所が設立し、みちのく震録伝の活動は研究所のアーカイブ分野としての活動に移行。災害科学国際研究所としてまずは10年を目途に活動を行う予定であるが、被災地の情報収集がリソースおよび費目等により難航している。
今後は従来のWG活動に加え、アーカイブの利活用WGを立ち上げる予定であり、被災地情報収集と同時並行で復興に伴う被災地の記録を継続する。

無し（計画中）

無