子ども、障がい者、高齢者、福祉

・平成１８年頃から不況のあおりは厳しさを増し、日本経済は格差社会を加速させ、介護分野では介護予防や早期退院の在宅介護推進の中で、退院しても介護を担う家族力の低下や家族自身が生活困難や病気をかかえている等、重度障がい・疾病の方々と、そのご家族の日々の生活の大変さは増すばかりの時代に突入していきました。このような時代背景のなかで、考えられていたビジョンが「きづなサロンと相談支援事業所の設立」でした。平成１９年１０月、重度障がいの方やそのご家族は、日々の生活に追われて、ゆっくりコーヒーを飲んだり、ほっとできる場所がない…。当事者や介護者のためのサロン、立ち寄って休憩できる居場所づくりとして、利用者様や支援者の思いの結実で、バリアフリーの喫茶室運営や地域サロン事業を展開しました。人と人のきづなを育むための究極の心のサロン、疲れた心を休め、明日の英気を養う場所の理念のもと、喫茶室ではワンコインの軽食サービス（ラーメン、お蕎麦、コーヒー、おにぎり）と無料のカラオケサービスを提供致しました。障がい者の方々の創作した作品(写真･絵･工作)が展示。季節ごとの行事活動（クリスマスイベントや紙芝居の朗読会、お食事会等）を実施して、多くの市民の方にご利用いただきました。また、地域包括支援センターや市民活動、自治体の方々の行事活動の場所提供（オープンスペース）を行ないました。
・平成24年10月1日より、障害者総合支援法の大規模改正に伴い、立川市の特定相談支援事業者の認可を取得しました。事業所を立川市富士見町に移転。事業内容を相談支援事業に一本化しました。立川市内や市外の方１２０名のかたの、福祉サービスのケアプラン（サービス等利用計画）の作成、コーディネート、家庭訪問、福祉サービスや生活相談の援助を行い、地域生活のサポートを行っています。

きづなの名称でもある「人と人とをつなぐ絆」は、パーソナルネットワークへの支援と、お互いに支えあう生活とソーシャルインクルージョンを基本に設立しました。絆（きづな）を考える時、アリストテレス先生のニコマコス倫理学「絆と友愛とは、互いに善で、互いに相手のためをおもう関係である」という考えを大切にしております。社会福祉の現場で地域密着型福祉への理念と情熱をもち、市民相談やボランティア活動に取り組んでまいります。
・どなたでもご相談ができます。利用対象者や障害種別に制限は設けておりません。手帳がなくても、大丈夫です。また、ご利用者様、ご家族様のコミュニケーション方法にあわせて、ノートテイク、透明文字盤、指文字などでも対応しております。
・当事業所の相談支援専門員は、利用者等の心身の特性を踏まえて、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮して行います。事業の実施に当たっては、利用者の意思及び人格を尊重し、特定の種類又は特定の障害福祉サービス事業者に不当に偏ることのないよう公正中立に行います。利用者の心身の状況やその環境に応じて、利用者の意向を尊重し、適切な保健医療サービス及び福祉サービスが、多様な事業者等から、総合的かつ効果的に提供されるよう配慮して行います。関係市町村、保健所、相談機関、他の指定相談支援事業者、障がい者施設等との連携に努めます。

実績なし

・立川市障害福祉課や地域包括支援センター、多摩在宅ケアネットワークとの連携を推進しております。事業所連絡会の定例会議においては、事例検討や実践報告を行い、縦横連携を図ります。

 

認定なし

 

 

未実施