公益財団法人鹿児島市水族館公社

基礎情報

団体ID

1288366030

法人の種類

公益財団法人

団体名(法人名称)

鹿児島市水族館公社

団体名ふりがな

かごしましすいぞくかんこうしゃ

情報開示レベル

★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

平成9年5月30日に開館した「いおワールドかごしま水族館」の指定管理者として、鹿児島市と連携を図りながら、来館者サービスの向上及び水族館の効率的な管理運営に努めています。
また教育普及活動にも力をいれ、あらゆる年代の方が楽しく学べる水族館運営に取り組んでいます。また学校教育との博学連携を目指し、積極的に受け入れを行っています。
広報宣伝活動については、九州各県や関西・関東方面への誘致活動ならびに海外セールスなどインバウンド対策に他施設と連携しながら取り組んでいます。
環境管理事業所としてもエネルギーの消費削減等に努めています。

南北600㎞に及ぶ鹿児島の海、そこに巨大海流【黒潮】がトカラ海峡を横切って太平洋へと流れ、その流れに乗ってジンベエザメやカツオ、マグロ類が来遊します。また南西諸島の周囲はさんご礁が発達し、一方錦江湾は湾の中央に活火山桜島がそびえ立ち、独特の海中景観を創り出しています。このように鹿児島の海環境の多彩さと海洋生物の多彩さは他の海域を圧倒しています。

かごしま水族館では、こうした多種多様な生きものたちに光をあてた展示を心がけてきました。展示コンセプトは以下の通りです。

・生きることに限りなく迫る
水族館にはおよそ500種類の生きものが展示されています。生きものは種類が異なれば生き方も異なってきます。水族館は500通りの生き方と出会える場所なのです。生きていることの多様性を追い求め、それを来館される方に感じ取っていただくことが目的です。

・太陽を食べる 地球を食べる
地球上の動物は植物に依存して生きています。そして植物は光合成を行うことで、太陽の光エネルギーに依存して生きています。私たち人間も、深海魚でさえも太陽の光エネルギーを必要とする生きもの、いわば【太陽を食べる】生きものです。その根幹には植物の存在があります。水槽で海藻や海草、マングローブそして水草などの植物の展示を重視するのは、このことと深い関係が有ります。一方、太陽に依存せずに生きる生きものが錦江湾で発見されたサツマハオリムシです。ハオリムシは体内に共生する硫黄酸化バクテリアが硫化水素をもとにつくりだす有機物を栄養としています。硫化水素のもとは錦江湾の海底火山から湧き上がるメタンや二酸化炭素であり、ハオリムシは【太陽を食べる】生きものの群の対極にある【地球を食べる】生きものです。

生きものはそれぞれが生き方の多様さを背負って今を生きています。展示生物からそれらを感じ取っていただけるよう努めています。

代表者役職

理事長

代表者氏名

森 博幸

代表者氏名ふりがな

もり ひろゆき

代表者兼職

鹿児島市市長

主たる事業所の所在地

郵便番号

892-0814

都道府県

鹿児島県

市区町村

鹿児島市

市区町村ふりがな

かごしまし

詳細住所

本港新町3-1

詳細住所ふりがな

ほんこうしんまち

お問い合わせ用メールアドレス

info@ioworld.jp

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

099-226-8326

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時30分~18時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

1995年10月1日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

 

活動地域

県内

中心となる活動地域(県)

鹿児島県

最新決算総額

5億円以上

役員数・職員数合計

116名

所轄官庁

鹿児島県

所轄官庁局課名

教育委員会
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

子ども、高齢者、教育・学習支援、環境・エコロジー、学術研究(理学)

設立以来の主な活動実績

平成5年 4月 1日 水族館建設室の設置
平成6年 12月23日 工事着工
平成7年 10月1日 財団法人鹿児島市水族館公社設立
平成8年 12月24日 かごしま水族館条例制定
5月30日 かごしま水族館開館
・第一回特別企画展開催(以降 年3回実施)        
・水族館屋外水路(イルカ水路)でのハンドウイルカの展示開始
平成10年 4月2日 第一期ボランティア活動開始
平成12年 11月20日 ジンベエザメ(初代ユウユウ)展示開始
平成13年 夜の水族館、宿泊イベント開始
平成14年 4月 1日 年間パスポート制度 導入
5月18日 「ワクワクきびなご塾」開始
8月 1日 ジンベエザメ(初代ユウユウ)放流、2代目搬入
平成16年 3月10日 タイヘイヨウアカボウモドキ全身骨格標本展示開始
平成18年 1月16日 かごしま水族館指定管理者指定書受領
平成22年 2月23日 イルカ水路を拡張し、展示を開始
平成23年 9月18日 入館者数1,000万人達成
平成24年 3月 5日 ハンドウイルカ「ミルキー」が出産し、授乳を確認
4月 1日 公益財団法人への移行登記(法人名を「公益財団法人鹿児島市水族館公社」に変更)
展示課内に学習交流係を新設
「いおっ子海っ子体験塾」スタート
平成26年  4月 未就学児の教育プログラムスタート
平成26年 11月 7日 山形県鶴岡市立加茂水族館と姉妹館盟約締結
平成28年 8月 第58回特別企画展開催

団体の目的
(定款に記載された目的)

この法人は、広く水族に関する知識の普及および啓発に努め、併せてかごしま水族館の管理運営の受託を行い、もって水族の保護及び水族に関する教育文化の振興に寄与することを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

(1)水族に関する知識の普及及び啓発を図るための事業
(2)水族の保護及び保存に関する研究
(3)水族の収集、飼育、調査研究及び展示
(4)水族館及び水族に関する広報宣伝事業及びレクリエーション事業
(5)かごしま水族館の管理の受託
(6)前各号の事業に関連する収益事業
(7)その他目的を達成するために必要な事業

現在特に力を入れていること

(1)調査・研究活動
・鹿児島湾鯨類目視調査、ストランディング調査
・ハンドウイルカの繁殖(人工繁殖にむけた取り組み)
・県内定置網漁乗船と魚類調査
・ジンベエザメの生態的知見の収集および回遊経路
・県内サンゴ群生地のモニタリング、保護、繁殖の取り組み
(2)教育普及
・未就学児を対象とした展示スペースやワークショップ
・家族で学べる小中学生を対象とした「ワクワクきびなご塾」
・小中学生を対象により深く生きものの生態、つながりを考察する「いおっ子海っ子体験塾」
・高校生から高齢者まで様々な年代の方が参加できる学びの場の提供

今後の活動の方向性・ビジョン

・開館20周年事業
かごしま水族館は平成9年5月に開館し、平成29年度に開館20周年を迎える。
あわせて「クラゲ回廊」と「鹿児島の深海」コーナーを新しくオープンし、鹿児島のクラゲや深海の生きものの調査や研究、展示を充実させていく。10月には20周年記念誌を発行する。10周年誌の内容を踏まえながら、毎日水路でイルカに出会える「青空イルカウォッチング」や、薩摩伝統の郷中教育の要素を取り入れた「いおっ子海っ子体験塾」、また「ジンベエザメ回遊経路調査」や「イルカの繁殖」などの調査研究など、この10年間の間に新たに取り組んできたことも盛り込む。

・観光への寄与、外国人に対するおもてなしの整備
平成30年には「明治維新150周年」を迎え、NHK大河ドラマでは「せごどん」が放映されるなど、鹿児島の観光にとって追い風が吹いている。当館も市、県との協調を図りながら、積極的にPRを行う。
 国においても2000万人を超える過去最高の訪日外国人旅行者を、東京オリンピックが開催される2020年には4千万にする目標を立てて取り組んでいる。近年、海外観光客、特に香港、台湾からの団体客の入り込みが増加していて、今後も増え続ける見込みである。外国人に対するおもてなしとして、既に整備を行った無料Wi-Fi環境の提供に加え、今後は、特に外国語での案内に力を入れることとし会話集の作成や、語学研修を行う。
 
・ジンベエザメの個体管理、追跡調査の実施
水族館への、野生生物導入については、ジンベエザメも、レッドリストやワシントン条約に名を連ね、絶滅があやぶまれる野生生物の一つであり、捕獲や展示が、世界中から注視される存在である。かごしま方式による展示の価値は、生かして海へ返すことで、野生個体の減耗をさけることにもある。今まで、安全な輸送方法の検討、血液分析など、精度の高い個体管理や、海での摂餌を撮影する、「ジンベエズ・アイ」プロジェクトのような、展示に付加価値を与える研究にも、取り組んできた。今後も搬出トレーニングや輸送容器の改善、放流後の回遊追跡を行っていく。

・ウミウシの展示、研究
かごしま水族館では、4年前からウミウシの飼育に取り組み、常時20種ものウミウシを展示している。長期飼育の難しいウミウシの、常設展示は世界的にもめずらしく、職員の調査で確認された、鹿児島のウミウシは、380種にも及ぶ。多彩な、ウミウシの「生きざま」を紹介する「ウミウシ研究所」へと、展示を進化させていく。

・鹿児島県本土のサンゴ調査、繁殖
種子島固有種、ハナサンゴモドキの繁殖や錦江湾での産卵の初確認などの成果をふまえ「サンゴ繁殖センター」という展示コーナーで館の研究成果を紹介しながら、調査を進め、鹿児島のサンゴの保全を、核となってすすめる場所を目指す。

・ハンドウイルカの繁殖
当館において将来にわたりイルカ展示を継続するためには繁殖により頭数を増やすことが必要となり、繁殖技術の向上と繁殖専用施設の確保は緊急課題となっている。自然繁殖により、昨年12月にはメスのイルカが誕生した。一方、人工繁殖に関する研究では、26年度までに精子の凍結保存や輸送方法をほぼ確立することができた。27年度にはメスの性周期を把握できる手技を獲得することができ、28年度、2頭のメスの性周期を把握できるようになった。今年3月下旬には、メスの性周期から、排卵に合わせ、人工授精を手技する予定にしている。

・生涯学習プログラムの拡充
水族館の教育的役割として、小さな子どもからお年寄りまで楽しく学べる生涯学習の場として各種講座、イベントを行っている。今後は特に未就学児、高校生、成人向けの取り組みを拡充させていく。
また来館者が、展示を見るだけではなく、五感を使って主体的にかかわり学べる展示コーナーを充実させていく。

・学校との連携
依頼に応じて、教員研修や講座、授業との連携を行っている。今後はウミガメの調査・保護など学校と地域と水族館がそれぞれの専門性をいかした継続的な取り組みを実施することで、学校との連携を図っていく。また、遠足等で来館する際に事前、事後学習に関わることで、子供たちの見学がより主体的な学びにつながるよう支援していく。

定期刊行物

ホームページ、Facebookでの発信
ニュースレター「さくらじまの海」年4回発行 

団体の備考

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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

(公財)米盛誠心育成会研究助成・東京大学海洋アライアンス海洋教育促進センター・(公財)日本動物園水族館協会

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

・NPO法人屋久島ウミガメ館・NPO法人くすの木自然館

企業・団体との協働・共同研究の実績

神戸大学・京都大学霊長類研究所・東海大学・九州大学・近畿大学・宮崎大学・長崎大学・京都大学・鹿児島大学・北里大学・JAMSTEC・日本大学・京都大学野生動物研究センター・豊田工業高等専門学校・中京大学・北海道大学

行政との協働(委託事業など)の実績

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財政

最新決算総額

5億円以上

会計年度開始月

4月

その他事業の有無

会計情報 CANPAN標準書式で表示しています。

収支報告

<収入の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算 2025年度(当年度)予算
内訳 会費
 
 
 
寄付金
 
 
 
民間助成金
 
 
 
公的補助金
 
 
 
自主事業収入
 
 
 
委託事業収入
 
 
 
その他収入
 
 
 
当期収入合計
 
 
 
前期繰越金
 
 
 
<支出の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算 2025年度(当年度)予算
当期支出合計
 
 
 
内人件費
 
 
 
次期繰越金
 
 
 
備考
 
 
 

貸借対照表

<資産の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算
内訳 流動資産
 
 
固定資産
 
 
資産の部合計
 
 
<負債の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算
内訳 流動負債
 
 
固定負債
 
 
負債の部合計
 
 
<正味財産の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算
内訳 前期正味財産
 
 
当期正味財産増減額
 
 
当期正味財産合計
 
 

会計情報 NPO法人会計基準書式で表示しています。

収支報告

<収入の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算 2025年度(当年度)予算
内訳 受取会費
 
 
 
受取寄附金
 
 
 
受取民間助成金
 
 
 
受取公的補助金
 
 
 
自主事業収入
 
 
 
(うち介護事業収益)
 
 
 
委託事業収入
 
 
 
(うち公益受託収益)
 
 
 
その他収益
 
 
 
経常収益計
 
 
 
<支出の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算 2025年度(当年度)予算
内訳 事業費
 
 
 
(うち人件費)
 
 
 
管理費
 
 
 
(うち人件費)
 
 
 
経常費用計
 
 
 
当期経常増減額
 
 
 
経常外収益計
 
 
 
経常外費用計
 
 
 
経理区分振替額
 
 
 
当期正味財産増減額
 
 
 
前期繰越正味財産額
 
 
 
次期繰越正味財産額
 
 
 
備考
 
 
 

貸借対照表

<資産の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算
内訳 流動資産合計
 
 
固定資産合計
 
 
資産合計
 
 
<負債及び正味財産の部> 2023年度(前々年度)決算 2024年度(前年度)決算
内訳 流動負債合計
 
 
固定負債合計
 
 
負債合計
 
 
正味財産合計
 
 
負債及び正味財産合計
 
 
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組織運営

意志決定機構

会員種別/会費/数

加盟団体

公益社団法人日本動物園水族館協会

役員・職員内訳

役員数 事務局スタッフ数
有給 常勤
 
 
非常勤
 
 
無給 常勤
 
非常勤
 
 
常勤職員数
 
役員数・職員数合計
116名
イベント時などの臨時ボランティア数

行政提出情報

報告者氏名

報告者役職

法人番号(法人マイナンバー)

 

認定有無

認定なし

認定年月日

 

認定満了日

 

認定要件

 

準拠している会計基準

 

準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名

監査の実施

未実施

監視・監督情報

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添付資料

定款・会則

最新役員名簿

パンフレット

 

入会申込書

 

退会申込書

 

会員情報変更届

 

研究費・助成金申請書

 

その他事業に関する資料

 

年度別添付資料

決算・事業報告

決算報告書
(活動計算書/収支計算書)
決算報告書(貸借対照表) 決算報告書(財産目録) 事業報告書
2024年度(前年度)
 
 
 
 
2023年度(前々年度)
 
 
 
 
2022年度(前々々年度)
 
 
 
 
2021年度
 
 
 
 
2020年度
 
 
 
 

予算・事業計画

予算書類 事業計画書
2025年度(当年度)
 
 
2024年度(前年度)
 
 
2023年度(前々年度)
 
 
2022年度(前々々年度)
 
 
2021年度
 
 

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