1985年大分県で走った障がい者列車「ひまわり号」で出会った障害者とボランティアが障害者の働く場所「どんぐりの家」を設立。1991年「大分市で初めての身体障害者通所授産施設をつくる会」を発足し、市民運動により1993年「社会福祉法人樫の木」が設立された。設立時からの理事長である賀来進は賀来歯科医院院長である。99年より大分市介護認定審査会委員、03年より全国保険医団体連合会理事、及び大分県保険医協会副会長を務めており大分県歯科医師会代議員でもある。
93年5月、身体障害者通所授産施設「ワークスペース樫の木」(定員20名)開所。通所希望者の増加により精神や知的障害者も利用できるように97年7月小規模通所授産施設「どんぐりの家」、01年5月「第2どんぐりの家」を開所。また、親から独立して生活を希望する利用者の声を受けて02年に1か所05年に1か所の通勤ホーム(１か所の定員３名)を開設した。また、生活を支えるホームヘルパーステーションも08年に開設し現在に至っている。
なお、2011年8月1日「どんぐりの家」と「第2どんぐりの家」は定員20名の障害福祉サービス事業所（多機能型）【就労継続支援Ｂ型・自立訓練（生活訓練）】に、「ワークスペース樫の木」は身体・知的などの重複の障害者が85％を占めており2012年4月1日に障害福祉サービス事業所（多機能型）【就労継続Ｂ・生活介護】にそれぞれ移行した。
2013年8月1日「どんぐりの家」は、対象利用者の利用サービス変更のため自立訓練（生活訓練）を廃止、就労継続支援B型のみの事業所となる。
2015年5月31日「通勤ホームどんぐり」が閉所となる。

・障害福祉サービス事業所（生活介護：定員10名・就労継続支援B型：定員10名）　「ワークスペース樫の木」
　障害をもつ利用者の「働きたい」「楽しく通所したい」のニーズに対応した活動を行っています。作業面では、リサイクル作業、豆腐販売、紙漉き作業、下請け作業（郵送物発想、宅配すし用の箸等の袋入れ作業）等を行っています。また、クラブ活動（書道・音楽・メイク・パソコン）や月1回程度レクリエーションを取り入れています。

・障害福祉サービス事業所（就労継続支援B型：定員20名）　「どんぐりの家」
　利用者の可能性に着目し、それぞれの可能性を発揮することで、一般の方に喜んで頂ける商品やサービス（作業）を作り出しています。作業面では、IT作業（名刺・書類作成・印刷、ホームページ運営管理等）、クリーニング作業、クロネコDM便作業、まつり出店・下請け作業（郵送物発送・紙箱組み立て等）・自主製品販売（EMぼかし）等を行っています。利用者の希望により、レクリエーションを取り入れています。

・「樫の木ホームヘルパーステーション」
　地域に居住する障害のある方の日常生活に、身体介護・家事援助・重度訪問介護・移動支援等の支援を行うことにより、本人・介護者の負担を軽減し、地域での生活を支援します。

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