２１世紀は国民の４人に1人が６５歳以上という高齢者社会を迎え、加えて、少子化、核家族化等による家族形態の変化や女性就労者の増加等、社会構造の変化に伴い、家庭における介護機能の低下が見られる。当市においても、設立年の平成１６年度の６５歳以上の高齢者は３８，５２４人と総人口（１９１，４８１人）の２０．１％を占め、特に高齢者世帯の増加は著しく、６５歳以上の単身高齢者世帯と高齢者のみの世帯数は、７，５９１世帯（１２，０００人）であり、今後も、更に増加傾向にあった。これらの現況を踏まえ、家庭環境や住宅事情より、居宅においての生活が困難な高齢者や独立して日常生活を送ることに深刻な不安を抱えている高齢者の方々のさまざまな問題に対処できる老人施設が強く望まれる中、老人デイサービスの建設により、当市における高齢者福祉の一翼を担い、地域で支えあい、いつでも利用でき、安心して生活できる施設の開設運営を実現したく、また、当該事業の運営を社会福祉法人として実現する理由として、地域の理解なくして、介護事業の運営をすることは難しいと考え、また、地域から農地を提供していただいて施設を建設する以上は、公益性、永続性が問われます。そもそも設立代表者は、東京理科大学理学部を昭和５１年３月卒業後、民間会社を経て、小中学生を対象とした学習塾、大学予備校を運営する（株）新潟ソフトアカデミーの設立、コンピュータ、ビジネス、医療、福祉、製菓分野の専修学校４校を運営する学校法人エイシンカレッジの理事長でもあることから、永続性、安全性、そして公益性を最重要視したことから社会福祉法人を平成１５年８月設立したものです。

当法人は、デイサービスセンター黒条（通所介護・介護予防通所介護）ホームヘルプサービス黒条（訪問介護・介護予防訪問介護）居宅介護支援事業所黒条（指定居宅介護支援）及び長岡市在宅介護支援センター黒条の各事業所を置き、それぞれ業務を実施しております。
（１）デイサービスセンター黒条では、指定通所介護（予防介護含む。）事業を介護福祉士等が、要介護者の特性を踏まえて、その有する能力に応じた、自立した日常生活を営むことができるよう、入浴、排泄、食事等の介護、その他生活全般にわたる援助及び機能訓練及びADLの強化と向上、ふれあい交流等の適正な通所介護サービス（予防介護含む。）を提供しています。職員体制は、１６人（管理者１人、生活相談員３人（兼務２人）、看護職員４人（機能訓練指導者兼任）、介護職員８人（兼務２人））で利用者定員３０人を定休日（１月１日～１月３日）を除く毎日、送迎、食事、入浴、機能訓練、生活相談、健康チェック及び日常生活援助のサービスを提供しております。　（２）ホームヘルプサービス黒条では、指定訪問介護（介護予防含む。）事業を介護福祉士及び訪問介護員研修修了者が要介護状態にある高齢者に対し、管理者１人、サービス提供責任者１人、介護職員３人で、定休日（１月１日～１月３日）を除く毎日、入浴、排泄、食事等の介護、その他生活全般にわたる援助を市地域の保健、福祉、医療、福祉サービスと連携し、身体介護及び生活援助の各サービスを提供しております。　（３）居宅介護支援事業所黒条・長岡市在宅介護支援センター黒条では、介護支援専門員３人が、要介護状態になる高齢者及びその家族に対し、要介護状態等にある利用者の特性を踏まえて、その有する能力に応じた自立した日常生活を営むことができるよう、利用者の選択に基づき、適正な保健、医療、福祉サービスが多様な事業者から提供されるよう必要な援助、また、利用者の意欲及び人格を尊重し、常に利用者の立場に立って、市及び地域の保健、医療、福祉サービスを提供する事業者等と連携し、総合的なサービスが提供されるよう常に公平中立な援助及び相談業務を行っています。

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