その他

大学休学中、宮城県気仙沼に滞在する中で、日本の中山間地域に眠る多くの価値に気づくことができた。また、震災支援に携わることで「生きていくために本当に必要なものは何か？」ということを考えるようになった。高知に戻り、その疑問に向き合うため地域と関わりながら、自身の住まいをオープンな場所として住み開きを行い、生き方に悩む若者が多く拠点を訪れ始めた。彼ら彼女らに話を聞いていくと、「学校を卒業し、大企業に就職し、定年まで勤務すべき」という常識に囚われていることに気づいた。常識に囚われた現状を打破し、自分の生き方を主体的に選択できる若者を応援する社会的な仕組みを作りたいと考え、事業を本格的にスタートした。

"事業は基本的に１年単位で行う。1~3月を除く9が月の間、「1ヶ月プログラム」を計9回、「１週間プログラム」を計9回（※月に1度、月末最終週に行う）実施する。
場所は当団体が運営する拠点（だいちハウス、ハヤシはうす、ぶんたハウス、わんくの４拠点）のほか、地元農家や企業とのタイアップを通して地域の施設や農園等を利用する。


「１週間プログラム」
1,2日目：自分シート、My storyシートの作成と共有（滞在者の経歴や滞在目的などを共有）
3,4日目：ライフシェア（地元の方、移住者、モデルになるような生き方をしている方々の人生をシェア）目標設定、個人課題設定
5,6日目：商品生産ワークショップ等を行う。
7日目：振り返りシートの作成と共有、滞在後アンケートの実施


「１ヶ月プログラム」
1週目：My storyシート作成と共有、目標設定（ライフシェア）、スケジューリング
2週目：個人課題設定、ライフシェア２、商品生産ワークショップ
3週目：田舎暮らし体験ワークショップ等
4週目：ITメディア講習等、振り返りシートの作成と共有、滞在後アンケートの実施

年間の成果としては、1ヶ月あたりの滞在者数は約10名（1週間プログラム4名　1ヶ月プログラム6名）、年間で約90人を見込んでいる。
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