特定非営利活動法人伝統木構造の会

基礎情報

団体ID

1349167286

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

伝統木構造の会

団体名ふりがな

でんとうもくこうぞうのかい

情報開示レベル

★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

「伝統は新たな未来」をキャッチフレーズに、2000年の歴史を持つ、我が国の伝統構法の木造建築(社寺、民家等)を現代に生かすため、国民の安全安心な暮らしを支える技術を会員である、設計者、大工棟梁、左官など関連職方が連携し技術の向上に努めている。
一般にこのような会は、学者や設計事務所などで構成されている場合が多いが、当会は大工職人などの現場を預かる職方及び工務店などが1/3ほどの構成となっている。
伝統木造は、地元の木で、地元の職人が取り組むことで地域経済の活性化にもつながっている。

代表者役職

会長

代表者氏名

増田 一眞

代表者氏名ふりがな

ますだ かずま

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

106-0044

都道府県

東京都

市区町村

港区

市区町村ふりがな

みなとく

詳細住所

東麻布3-8-7 8F 増田建築構造事務所

詳細住所ふりがな

ひがしあざぶ ますだけんちくこうぞうじむしょ

お問い合わせ用メールアドレス

dento@mbn.nifty.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

03-3370-8528

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

10時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

487-0021

都道府県

愛知県

市区町村

春日井市

市区町村ふりがな

かすがいし

詳細住所

東神明町4-8-6-2 東海林建築設計事務所

詳細住所ふりがな

ひがししんめいちょう とうかいりんけんちくせっけいじむしょ

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2004年4月10日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2005年9月12日

活動地域

全国

中心となる活動地域(県)

東京都

最新決算総額

500万円~1,000万円未満

役員数・職員数合計

25名

所轄官庁

所轄官庁局課名

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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

地域・まちづくり、文化・芸術の振興、環境・エコロジー、科学技術の振興、経済活動の活性化、就労支援・労働問題、消費者保護、食・産業、漁業、林業

設立以来の主な活動実績

○18 年9 月17 日/第2 回総会/工学院大学新宿キャンパス
○19 年1 月〜6 月/やさしく学ぶ木構造「許容応力度設計法」講習会/東京製図専門学校/増田一眞/140 名/連続6 回
○19 年7 月29 日/19 年度年次総会/工学院大学新宿校舎
○19 年夏/伊勢セミナー/伊勢
○19 年9 月〜22 年3 月/ちからとかたちを考える〈架構学〉講座講習会/東京製図専門学校/増田一眞/65 名/連続48 回/22 年4 月終了
○19 年秋/芝・妙定院、横須賀妙眞寺現場見学会
○20 年1 月〜3 月/やさしく学ぶ「伝統構法・限界耐力計算法」講習会/鳥取県倉吉市/玉腰徹/連続5 回
○20 年2 月3 月/実務に学ぶ「伝統構法・限界耐力計算法」講習会/山田憲明/22 名/連続5 回
○20 年7 月13 日/第4 回総会/工学院大学新宿校舎
○20 年8 月23 日〜24 日/秩父熊谷見学会/熊谷市/60 名余
○20 年10 月〜21 年2 月/『建築史講座』−何のために建築史を学ぶのか−講習会/東京・工学院大学/後藤治/連続5 回
○20 年10 月11 日/大工会主催新潟見学会
○20 年10 月12 日・13 日/秋期セミナーin 鶴岡/230 名
○21 年2 月28 日〜3 月1 日/白川郷ウンターセミナー/東海事務局
○21 年5 月1 日〜3 日/伝統構法による建築の修理技術の研修会(第1 回)/芸術文化振興基金助成金事業/柏崎市五日市
○21 年9 月26 日・27 日/総会・安曇野セミナー/長野県穂高ビューホテル
○21 年11 月1 日/2 日/伝統構法による建築の修理技術の研修会(第2 回)/芸術文化振興基金助成金事業/柏崎市五日市
○22 年3 月5 日〜7 日/第3 回災害支援と伝統構法修理技術研修会/芸術文化振興基金助成金事業/茨城県大子
○22 年4 月〜9 月/「伝統を語るまえに・・・知っておきたい日本の木造建築工法の展開」講習会/東京芸術大学/下山眞司/44 名/連続6 回
○22 年9 月25 日/第6 回総会/基調講演・中村昌生/琵琶湖グランドホテル/滋賀県
○22 年9 月26 日/見学会・京都コース、奈良コース
○22 年10 月31 日/秩父の木で建てる伝統構法の家完成見学会/秩父
○22 年12 月〜23 年1 月/「伝統木造建築の修復人材育成講座」講習会/茨城県大子町/川村哲夫/連続2 回/共催:木の文化塾、後援:大子町、大子町教育委員会
○23 年4 月24 日/金沢における歴史的建造物の耐震性能評価に学ぶセミナー(芸術文化振興会助成金事業)/石川県・金沢職人大学校/後藤正美/87 名
○23 年8 月27 日・28 日/総会・高山セミナー・高山に置ける町家住宅の耐震診断方法を学ぶ〈実践編〉(芸術文化振興会助成金事業)/飛騨高山町の博物館
○23 年11 月26 日・27 日/鎌倉セミナー(芸術文化振興会助成金事業)
○24 年7 月〜12 月/実務で使える木構造計算講習会(連続6 回)(芸術文化振興会助成金事業)
○24 年9 月1 日、2 日/第8 回総会/夏季セミナーin 兵庫/姫路市

団体の目的
(定款に記載された目的)

この法人は、国民に対して、世界に誇るべき優れた木造建築を数多く創り出してきた大工技術による伝統構法は、日本の伝統的文化の根幹なすものであるが現在は社会環境の変化により消滅の危機に瀕していることから、その保存と継承に資する事業を行い、もって建築文化の向上と住環境の改善に寄与することを目的とする。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

この法人は、第3条に掲げる目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)特定非営利活動に係る事業
1、伝統木造構法を保存・継承・発展させるための事業2、伝統木造構法の復権と振興に必要な良好な環境の醸成事業
3、伝統木造構法に関する調査・検証・研究等の資料・成果・情報等の収集事業
4、伝統木造構法の技術に関する研究者・技術者・技能者等の人材育成事業
5、伝統木造構法の設計・指導・助言・審査・認証・顕彰に関する事業
6、その他、目的を達成するために必要な事業

(2)その他の事業
1、歴史・文化・建築・デザイン等に係わる書籍・映像等の制作販売に関する事業
2、歴史・文化・建築・デザイン等に関する講習会等の運営事業
3、建築の調査・診断・設計・法令に基づく手続き・施工・工事監理等に関する業務
4、建築に関わる家具や器具・金物等の設計・製作・販売に関する事業
5、建築の建築確認審査、検査等に関する事業
6、その他、上記に関連する事業

現在特に力を入れていること

1.伝統木造建築の耐震補強技術の研修
 伝統木造は、在来木造とは構造的に異なる構造特性を持つ我が国伝統の構法であり、伝統木構造の構造特性にあった補強技術が求められていることから、講習会の実施により会員及び伝統木造に関心のある技術者に研修の機会を設けている。
2.伝統木造の適法化
 伝統木構造が建築基準法の木造の一般規定である在来工法と仕様が根本的にことなるため、建築確認が簡単におりない状況となっていることから、伝統木造の法的な位置づけを早急に行う必要がある。現在は、限界耐力計算を行うことが求められており、建築確認時ピュアチェックの手続きが要請されており、建築確認の日数が半年を要する状況で、費用もかさんでいる。
 このような状況を改善するため、現在、国土交通省において伝統構法あるいは伝統的構法(以後、伝統構法)の木造建築物の設計法を確立するために、「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会が平成20年度に設けられ、伝統構法の設計法についての検討と実大振動台実験とともに、伝統構法に関する調査、伝統構法に用いられる材料に関する実験等の検討がなされ、平成22年度からは、これまでの調査、実験などの検討結果を踏まえ、石場建て構法を含む伝統構法木造建築物の設計法について検討を行い、実務者が実践的に使える設計法の作成を目指している。本会からも数名の会員が委員会に参加し協力している。
3.一般の方々への伝統木造の普及啓発
 伝統木造の良さを一般の方々に知ってもらうためのキャンペーンを予定している。伝統木造はそう持ち構造といわれ、各部材を継手・仕口によって組み上げた構造であり、地震に強く、地場の山林から切り出された木材を地元の大工棟梁が建築することから地域産業の育成にも貢献し、自然素材を活用することから、健康にもやさしい。地域の環境にも貢献する。そして、100年、200年と長持ちし、解体時もゴミを出さない再生可能な建築である。これらのメリットを一般の方々に知ってもらうため、出版活動、見学会などを実施する。

今後の活動の方向性・ビジョン

伝統木造を社会に定着させるべく、法的にも建築しやすい環境を作るとともに、伝統構法でつくられた社寺や民家などの歴史的建築物の耐震改修に取り組む。一般の方々にも、100年、200年と長持ちする住宅を提供し、ストック型社会を目指す。

定期刊行物

会報(年3~4回発行)
現在25号(平成25年8月25日発行)まで発行している。

団体の備考

平成24年10月3日現在の会員数は409名。
内訳は、正会員337名、準会員26名、賛助会員9名、友の会会員37名
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

芸術文化振興基金助成金
○21年5月1 日〜3 日、11月1 日/2 日/伝統構法による建築の修理技術の研修会(第1・2回)/柏崎市五日市
○22 年3 月5 日〜7 日/第3 回災害支援と伝統構法修理技術研修会/芸術文化振興基金助成金事業/茨城県大子
○22 年4 月〜9 月/「伝統を語るまえに・・・知っておきたい日本の木造建築工法の展開」講習会/東京芸術大学/下山眞司/44 名/連続6 回
○22 年12月〜23 年1 月/「伝統木造建築の修復人材育成講座」講習会/茨城県大子町/川村哲夫/連続2 回/共催:木の文化塾、後援:大子町、大子町教育委員会
○23 年4月24 日/金沢における歴史的建造物の耐震性能評価に学ぶセミナー石川県・金沢職人大学校/後藤正美/87 名
○23 年8月27 日・28 日/総会・高山セミナー・高山に置ける町家住宅の耐震診断方法を学ぶ〈実践編>/飛騨高山町の博物館
○23 年11月26 日・27 日/鎌倉セミナー(芸術文化振興会助成金事業)
○24 年7月〜12 月/実務で使える木構造計算講習会(連続6 回)

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

「これからの木造住宅を考える会」(略称:これ木連)への参加
 耐震偽装問題を契機に平成19 年建築確認が厳格化し伝統木造がさらに建てにくい状況となったことから、このままでは日本に受け継がれてきた木の建築文化や職人技術が失われてしまうとの危機感から木造建築関係6 団体(財団法人住宅産業研修財団、優良工務店の会、職人がつくる木の家ネット、本会、 緑の列島ネットワーク、日本民家再生協会、社団法人日本曳家協会)が「これからの木造住宅を考える会」(略称:これ木連)を立ち上げた。これを受けて、国交省との意見交換会、公開フォーラム、連続講座を実施している。国の委員会は、この活動がベースとなり立ち上がることとなった。

企業・団体との協働・共同研究の実績

行政との協働(委託事業など)の実績

国土交通省主催の「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会に会員が数名参加している。