地域社会の要望に応え、昭和30年3月10日に山口県知事の認可を得て山口県防府市岩畠の地において開園いたしました。昨年創立60周年を迎え、卒園生は2,073名です。
　幼稚園名は、設立母体が、曹洞宗の瑞祥山極楽寺ですので、瑞祥幼稚園にしました。寺の山号の「瑞祥」の意味が、「めでたいことがおこる兆し、吉兆、瑞兆」という意味がありますので、園児が、瑞祥幼稚園を通して、これからの長い人生がとても明るく、生き生きと自分らしく生きていけるようにというのが瑞祥幼稚園の願いです。
　理事長兼園長の略歴ですが、昭和23年3月生まれで、駒沢大学大学院修士課程修了後、昭和47年に瑞祥幼稚園に職員として勤め、昭和55年10月学校法人瑞祥学園理事長に、平成2年9月からは、理事長兼園長としてこれまで43年間幼児教育に取り組んでまいりました。本年6月3日に平成27年度山口県私立学校教育功労者で県知事表彰を受けました。

（教育は愛情と信頼）瑞祥幼稚園の教育は、清く、正しく、情け深くして心身共に調和のとれた園児を育てることです。善い悪いの判断のできる子、人間のみならず、動物・植物に至る迄、全てに愛情を持ち命の尊さを知る。そして何よりもこの我々の住んでいる地球を大切にする子どもを育てていきたいと考えています。
　自らが学び、自ら考え行動することによって、真実の自我が目覚めどんな状況であっても、自分自身が灯りとなって周囲を照らす人間に育っていってもらいたいと思っています。大切な幼児期に当園は「認めて、ほめて、愛して、育てる」を幸せになるキーワードとして日々の保育に取り組んでいます。
◎教育目標（子どもの発達段階に応じた教育)と実践
１、豊かな心情を持ちたくましく生きる子ども
○さまざまな感情表現をし、望ましい感情形成をしていくこと（一人ひとりを大切にした日々の保育・園外保育・自然体験・お泊り保育等）
○さまざまな感情表現の方法を経験すること（運動会・リトミック・音楽・お遊戯・劇等）
○基本的な生活習慣を身につけること（挨拶・整理整頓・食事マナー・歯みがき・手洗い・うがい等）
２、自分で考えて行動する子ども
○自発的に課題に取り組みそれを達成しようとする心構えを持つこと（毎日の遊び・絵画造形等）
３、友達と仲良く遊べる子ども
○相手を尊重してつきあえるようになること（異年齢のクラスや遊びの日を通して幅広く学びます）
４、健康で元気に活動する子ども
○すすんで運動に取り組むこと（マット運動・鉄棒・縄跳び・かけっこ・水遊び・リレー遊び等）
◎延長保育
　すこしでも保護者のお役に立てるよう、保育時間終了後の保育を希望される方に、18時迄延長保育を行っています。休み中の春季保育・夏季保育・冬季保育も行っています。
◎未就園児クラス
　地域開放事業として未就園児クラスを開催しています。専門の先生がついて、子育てのお手伝いをしています。

○御仏の教えが心を育む
　仏教を教えるのではなく、仏の心に触れることで、園児が健やかに、自己の生きる姿を捉え、自分の光る能力を十分に生かせる人間を育てたいと考えています。そのため、毎朝心を落ち着かせ、全員で正座し、般若心経を唱えます。
　年長組は、極楽寺に行き、月一回坐禅をします。

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