障がい者、福祉

定款　第３条
　この法人は、身体・知的・精神に障害を持つ人たちが、その能力及び適性に応じ地域社会で自立した生活を営むために必要なサービスを提供し、生活相談や地域交流事業、さらに就労支援事業等を行い、障害者福祉の増進及び障害者の自立と権利擁護及び社会参加の実現を図ることを目的とする。

　無認可作業所から法人を設立し、福祉サービス事業を開始したが、親の会が中心になって活動してきた事で、施設の整備に遅れが目立つ。その為に、設備の充実化を図っている。特に車の老朽化が課題となっている。
　また、行政からの工賃アップの要請に対応するため、独自の起業を検討中。就労の安定化と工賃の増収を図っている。

◇沖縄県障害者権利条例学習会
　豊見城市とＮＰＯ法人が共催した｢障害者権利条例学習会｣は、沖縄県障害者権利条例が制定されたのを契機に、豊見城地域における権利者条例の周知を図る目的で開催した。学習会には約100名の市民が参加し、障害者権利条例の存在を多くの市民に周知することができた。合わせて行った地域活動支援センター利用者の体験発表では会場から大きな共感の拍手もあり、発表者自身にも貴重な体験となった。また、ゆい・ハート福祉会で作成した権利条例の特製冊子100冊を学習会資料として、参加者に配布した。「みんなで生きよう、インクルーシブ社会」と題した、「自立センター・イルカ」の長位鈴子氏の講話は、自身の体験を笑いのある個性的語り口で話し、障がい者の「生きにくい社会」の問題を提起し、参加者に「インクルーシブ社会」を訴えた。沖縄県障がい者権利条例の存在を学習会で初めて知った市民もあり、障がい者権利条例の周知を図れたものと考えている。

豊見城市委託事業
地域活動支援センター｢ゆいハート｣
　地域活動支援センター「ゆいハート」は、日常生活で何らかの原因で精神的に不調になり、社会や家族からも孤立し、対人関係が結べなくなっている人たち、生来の生化学的原因で自立した生活が築けない人たち、或いは知的障がいを持つ人たちの拠り所・憩いの場として、1年間活動を行ってきました。就労継続支援Ｂ型事業所「ワークセンターゆい」への就業や軽作業等への体験や入所で、利用者の延べ人数そのものは減少したものの、自立や社会との関係性を確立させる地域活動支援センターとしての目的の一つは達成されたと考えています。
地域活動支援センターにおける個別アセスメントに基づいて、就労継続支援事業所の作業等をとおし、就労へ向けての意欲作りや訓練に取り組みました。１年間と云う限られた期間ではありましたが、利用者の就労への理解や取組みの姿勢も良好に推移したと思われます。体験利用者も工賃取得への意欲を見せており、同時に就労継続の実績も上がりつつあります。
利用者は就労のみを目的に地域活動支援センターを訪ねるのでなく、様々な精神的悩み苦しみを抱えての訪問者もある。そのような訪問者にたいしては、精神的な支えやくつろぎ、憩える場所としての拠点作りを目標に、精神福祉士を中心に1年間様ざまな取り組みを行ってきた。結果的に、利用者の通所回数も増え、会話と笑い声が聞こえる施設となっている。

 

 

 

認定なし

 

 

未実施