高齢者等の居住安定化を目指した支援事業として、飛騨市神岡町にある古民家を平成22年度より改修を進め、平成24年6月下旬に竣工となる。
この古民家改修には、国土交通省公募の高齢者等居住安定化推進事業の平成22年度第2回モデル事業として選定され実施している。
当初の計画では平成23年4月にはオープン予定でしたが、古民家の改修に想定外のことが多数発生し、想像以上の時間が要し大幅に遅れる。そのため、他の事業の活動を取りやめ、古民家の改修を最優先に進めてきた。
改修後は、サービス付き高齢者向け住宅として運営・管理している。

サービス付き高齢者向け住宅ひだまりハウスの運営・管理

２０世紀までは、国家や民族間の紛争や戦争、快適さを追求した経済活動の拡大や競争によって自然環境破壊や弱者切り捨てを進めてきた利己主義（エゴ）の社会でした。２１世紀は、環境保全、すべての生命の共生と調和、分かち合いや助け合い、感謝と奉仕を基本にした喜びと安心の社会作りを促進していく必要があります。
多くの生物、精神の研究者や先生方が語られているように、地球上で暮らすいのちはすべてが循環し、つながっており、すべてはひとつ（ワンネス）なのです。これからの新しい生活環境、コミュニティ作りに向けて、一人一人の意識の変化を促し、いのちあるもの全てが輝き、生かしあえる環境作りを促進していきます。

現在活動拠点を置いている飛騨市（平成16年に古川町・河合村・宮川村・神岡町が合併）は、少子高齢化・人口の過疎化が急速に進んでおり、若者は快適な生活を求め都心部へ移住し、地元には独り暮らしの高齢者や老夫婦のみの世帯が急増している。
当地域は他地域と比べると福祉サービス（介護・看護等の高齢者、障害者、子育て支援等のサービス）が充実していない為、サービスを受けるにはサービス可能な地域への移住しか方法がなく、弱者にとっては辛い状況である。これらの課題解決に向けては弱者が安心して生活のできる環境、楽しさ、生きがいのある生活が送れる環境の整備と人口流出の課題対策が求められる。
幸い飛騨市には、豊かな水と農地、新鮮な空気、森林や自然環境、歴史・文化に裏打ちされた古い町並みや祭・催事、共同水屋や坂道のある何気ない生活空間、宇宙科学を支える最先端研究施設、おもてなしの心を大切にする人の温かさ、そして数えきれない有形・無形の飛騨市ならではの資源が豊富にあります。また、地元の人には気づいていない貴重な財産、素晴らしい良さがたくさんあります。
さらにこの地域は文化級の民家が多く、また大規模な古民家で空家となっているものが多数ある。このような大規模な古民家を活用して、地域の弱者世帯が安心した生活が送れるよう改修・整備を行います。

実績なし

無

1名