一般財団法人高石市保健医療センターは、昭和５３年に休日等における急病患者に応急的診療を行うため、高石市立休日診療所が設置された際、これの運営に当たる推進体として行政（市）と市内の医療機関等とが有機的連携と強調によりその機能を発揮しようとして設立、認可された民法上の公益法人であり、この財団の代表者は、歴代の市内医師会長が理事長として運営しております。当時、当財団の設立は極めて意義深いものがあり、以来、市と医療機関関係団体が有機的に連携し休日、並びに土曜日の準夜診療業務の実施を始め市民の健康保持増進に大きな役割を果たしてまいりました。平成１１年５月には、家庭的な明るい雰囲気の中で、一人一人に合った医療ケアと生活サービスを提供し、家庭復帰を目指す老人保健法に基づく施設で、「高石市総合ライフケアセンター」の第１期事業として高石市立老人保健施設の開設による管理運営、さらに高石市立在宅介護支援センターの管理運営についても当財団が当たってまいりました。第２期事業として市民の要望の高い医療施設の推進を図るため、市内外の医療機関と連携を密にしながら、地域医療の向上を図る施設として高石市立診療センターと、母子保健に関わる施設として全国でも数少ない公立の助産所施設が開設され、当財団が管理運営を行っております。平成１８年度より、高石市立老人保健施設、高石市立在宅介護支援センター、高石市立診療センター、高石市立母子健康センター事業の管理運営については、指定管理者として当財団が運営しております。

一般財団法人高石市保健医療センターが管理運営する高石市立老人保健施設は、施設サービス（長期入所）・短期入所療養介護（または介護予防短期入所療養介護）・通所リハビリテーション（または介護予防通所リハビリテーション）サービスを提供しております。利用者に入所または通所により、看護・介護及びリハビリテーションや、その他必要な医療的な処置を行い、在宅復帰や在宅生活が維持できるように支援致しております。また、高石市民のみならず介護知識の啓発普及の為に、介護職を目指す学生の指導や、ボランティアの活動現場を提供しております。その他にも当財団は、居宅介護支援事業所・訪問介護事業所・訪問看護ステーションを運営しております。各事業所で連携をはかり、利用者の情報を共有する事で、利用者が在宅生活を維持継続をする為のニーズに沿って、一貫したサービスを提供する事ができます。
　一方、同敷地内に高石市立診療センター・母子健康センターを併設しており、財団が管理運営をしております。診療センター、母子健康センターは平成15年に開設し、診療センターは、市内外の医療機関と連携を密にしながら、地域医療の向上をはかる施設です。外来診療（内科・小児科・眼科・婦人科・耳鼻咽喉科・リハビリテーション科）・休日診療（内科・小児科）・人間ドッグ・健診等を行っております。また、3階の療養室を利用し平成22年4月から短期入所サービスも行っています。
母子健康センターは、「病院」ではなく「助産所」です。
当センターにおいては、分娩件数が医療機関ほど多くなく、一人一人のお産にゆったりと関わることができます。出産までの妊婦様との交流としてマタ二ティヨガ・両親教室、退院後の育児指導、母乳指導そして赤ちゃん交流会を実施しており、産後の状態も含め関わっております。

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