１、設立の経緯
　私たちの企業理念は『ふるさとを守る』です。その背景にある想いは、日本の地域文化の根底は「農」。農地の荒廃は、地域の荒廃。その原因は、農業が、産業として自立が出来ていないことではないのか。また、地域で生きづらさを感じる「障がい者」とされる仲間が活躍出来る舞台が農業や伝統工芸と言った根気がいる繰り返しの作業がクリエイティブを生み出す産業にあるのではないかということです。そして、大規模農業の実現により、農業従事者が引退前に、技術と農地の継承の受け皿となり、就労可能性と意欲のある未就労の障がい者の雇用の場となるという想いで設立に至る。
２、活動内容　
　１つは、耕作放棄地の大規模開墾。もう１つは、障がい者の積極雇用です。
　福島市の耕作放棄地は、統計資料に寄ると、1,700ha以上。農地の4分の1が荒廃していいることになります。地域の荒れ野を、茶色い風景から、緑色や黄金色に変えることを目的に、耕作放棄地を大規模に開墾して行くます。
　福島市の障がい者とされる私たちの仲間は、2万人。その内で、少なくとも、知的障害や精神障害を感じる仲間の500名程度は、就労可能と推定しています。私たちは、彼らの就労の場を作って行きます。
　そのために、長ネギの大規模生産と首都圏への地産外商を実行に移します。平成29年３月より、地域の農業後継者を1名雇用し、同年7月より、障がい者３名の雇用を実現します。2期目からは、農地面積と連携する農業者を拡大化し、雇用を倍増させる予定です。
　３、代表者の略歴
　社会人のスタートは、調理師。フランス料理を修行中に、１万円の料理を作り出すまでに、大量の食材をゴミとして廃棄する日常に矛盾を感じる。その矛盾が経済となり、自らの糧を確保することを自覚しながらも。世の中の大枠は、政治が決定することに気づき、自らが政治の世界に立つことを決意。その後、政治家秘書を経て、福島市議・福島県議を経験し、政治の世界に約２０年間携わる。落選を契機に、これまでの政治活動において、障がい者福祉の限界、地域活性化の補助金行政の限界などを痛感し、経済活動との両立を図ることが大切と考え、起業に至る。

１、業態
株式会社
２、事業活動の概要
①長ネギの大規模栽培（平成２９年度：約３ha）
②地産外商の実践（平成２９年度：横浜市所在の仲卸との提携実現）
③障がい者雇用の実践（平成２９年度：３名雇用）
④地域農業後継者雇用：（平成２９年度：１名雇用）

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