社会福祉法人陽光会は、福島県県北地方の在宅障害者の家族の長年の要望に応えるため、県北９市町村の協力を得て昭和５５年１０月に設立され、昭和５６年５月に法人で最初の知的障害者更生施設・大萱荘（入所定員５０名）を開所し、障害者福祉の推進に力を入れてきました。
　昭和５９年５月には特別養護老人ホーム・陽光園（入所定員８０名）を開所し、障害者福祉と合わせて老人福祉の推進にも力を注いできました。
　平成４年４月には、法人で２番目の知的障害者更生施設・清心荘（入所定員５０名）と陽光園介護支援センター（老人デイサービス定員３０名、ショートステイ定員２０名）の事業所運営をスタートさせ、地域の総合福祉の拠点としての機能の充実に努めてきました。
　また、平成２年１０月には福島県で一番最初の知的障害者グループホーム（定員５名）を開設し、その後も平成１８年１月までに３箇所のグループホームを開設するなど、知的障害者の地域生活支援にも力を入れてきました。
　平成２０年４月には、障害者自立支援法に基づく生活介護事業所・鎌田障がい福祉センターきらら（通所定員２０名）を立ち上げたほか、平成２１年４月以降には知的障害者ケアホームを６箇所運営するなど、地域福祉サービスの充実に努力しているところです。
　現在の法人理事長は、平成１７年４月に常務理事兼事務長に就任し、平成２１年４月より副理事長を歴任、平成２４年４月より理事長に就任して現在に至っています。

　特別養護老人ホーム陽光園においては、施設サービスを必要とする利用者の方々に対して、ごく当たり前の生活の場を提供すると共に、利用者の尊厳を守り、心身ともに健やかに、持てる能力に応じた自立した生活が送れるように支援しています。
　陽光園介護支援センターでは、在宅高齢者等の福祉向上を図るため、在宅一般高齢者や虚弱高齢者、寝たきり高齢者等に関する総合相談、指導及び専門的な介護サービスを提供し、高齢者の心身機能の維持・向上と介護者の負担軽減を図ることを目的に支援を行っています。
　大萱荘と清心荘においては、日中活動の生活介護サービスとして、食事、排泄、入浴、更衣、清潔等の日常生活行為の機能維持及び支援を行っています。また、生産活動、創作活動、身体活動に関する支援としては、活動内容をなるべく個別化し、それぞれの適性に合った内容で実施します。夜間及び休日等における施設入所支援サービスにおいては、食事、入浴、排泄、更衣、清潔等の日常生活支援や、相談支援を行っています。
　生活介護事業所・鎌田障がい福祉センターきららにおける日常生活に関する支援として、食事、排泄、入浴、更衣、清潔等の日常生活行為に関する機能の維持及び介護支援を行うとともに、創作活動では趣味を生かしながら作業療法の考え方を取り入れた支援を行っています。また、身体活動の支援として、時間や距離を定めた歩行及び散歩、音楽を取り入れたストレッチ、医師・理学療法士の指導のもとリハビリテーション支援を行っています。
　グループホーム・ケアホーム支援では、障害のある人も、地域社会で普通の生活を送ることが当然であるという、ノーマライゼーションの理念に沿って、地域社会と社会参加に必要とされる個別的な自立支援を行っています。
　支援施設である大萱荘と清心荘のスタッフが相談、助言及び金銭管理、保健医療、栄養等の各種支援を行う一方、日々の衣・食・住などに関する身近な日常生活支援については専任の世話人があたり、入居者が地域住民として普通の生活ができるように支援しています。

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