東北公益文科大学は2001年の開学以来、地域をフィールドにさまざまな活動を展開してきました。地域との協働・共創をより組織的に進めるべく、2006年「地域共創センター」を開設。
大学の教育研究の成果を地域に活かしながら、大学の教職員および学生と市民との連携による公益的な活動または事業を推進し、それらの成果を広く学内外に発信することにより、「地域と協働・共創する大学まちづくり」の総合的な展開を図ることを目的に事業を展開しています。
現在、地域共創センターは、市民と学生、市民と大学をつなぐ窓口として、さまざまな協働、支援を行っています。公開講座「公益教養プログラムFORUM21」「共創カフェ」をはじめ、学生・教員の地域での活動・研究の支援、市民と学生の協働店舗「ナチュラルカフェ」の支援、「飛島クリーンアップ作戦」参加、学生の学内エコ活動の支援なども行っています。2006年にはまちづくり活動を行う学生たちを全国から集め事例発表するとともに、学生同士の交流を通して課題解決への議論を深めた「学生まちづくりサミットin公益大」も主催しました。平成21年度は、従来の事業のほか「まちづくり学生育成講座」「社会起業家育成講座」も開催。小中学生向けの公開講座「田んぼの中のサイエンス」も実施しました。この講座は酒田市、山形県、他大学をはじめ、農業・環境関係者と協働し立案。地域にゆかりの「カブトエビ」を素材に、環境保全～生物多様性までを考える内容で、80名近い生徒と保護者が参加。大学の教育研究成果を地域に活かしながら、地域の人たちとともに、地域課題の解決、活性化を推進する活動を行っています。

共創センターは前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1) 地域との協働・共創による公益活動、公益事業および公益研究(以下「公益活動等」という)の実践
(2) 地域における公益活動等に対する相談、助言その他の支援
(3) 地域にかける公益活動等に関する調査・研究
(4) 前3号の具体化のための研究会、講演会、シンポジウム、公開講座、個別課題研究、その他の事業
(5) 地域にかける公益活動等に関する情報・資料の収集、保存、公開及び発信
(6) 市民等に対する大学施設の貸し出し

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