まだリハビリテーションの言葉がまったく一般的知られていない昭和４１年に、和歌山県に初めてのリハビリテーションセンターとして、開設されました。当初は、肢体不自由者更生施設と付属病院から始まり、昭和42年には佐藤内閣総理大臣の視察、昭和45年には重度身体障害者更生援護施設開設、昭和46年には皇太子殿下御夫妻行啓、昭和48年には身体障害者福祉工場及び肢体不自由児通園施設開設、昭和50年には常陸宮御夫妻視察、昭和51年には早川厚生大臣視察、昭和54年には就労支援の場として、機能開発センター設置、昭和55年には李正子殿下視察、昭和57年には補装具製作施設開設、昭和62年には中国山東省人民政府視察、平成元年には老人保健施設開設、平成2年には津島厚生大臣視察、平成3年には総理府社会保障審議会局長視察、平成4年には和歌山市在宅介護支援センター及び和歌山県介護普及センターの設置、平成5年には、会計検査院総括副長視察、厚生省老人保健福祉局課長補佐視察、平成7年には厚生省監査指導課長視察、平成8年にはアジア諸国社会福祉行政官視察及び地域交流ホーム設置、平成9年には重度身体障害者更生援護施設短期入所事業開始、平成11年には居宅介護支援事業開始、平成15年には付属病院に回復期リハビリテーション病棟を開設、平成18年には在宅介護支援センターを廃止し、地域包括支援センター事業を開始等の主な活動内容となっています。現理事長は、整形外科及びリハビリテーション専門医として、当センター付属病院長を兼務するとともに、センター全体の運営に携わっています。

障がいを持つ人達や、病弱な高齢者に対して、単に身体的な機能回復を図るだけでなく心理的な面や社会的な分野、さらには職業的な面からも援助し、これらの人々が社会の一員として健常者と共に、社会活動にも生産活動にも参加できるようになることが真のリハビリテーションで、琴の浦リハビリテーションセンターは、このような考えのもとに医療から社会復帰に至る一貫した援護を実施しています。
法人内には身体障害者更生施設を母体として９つの事業所が設置されています。
1)身体障害者更生施設（琴の浦リハビリテーションセンター）2)付属病院（琴の浦リハビリテーションセンター付属病院）3)補装具製作施設（琴の浦義肢装具適合センター）4)身体障害者福祉工場（琴の浦福祉工場）5)肢体不自由児通園施設（肢体不自由児通園施設若竹園）6)老人保健施設（サニーホーム）7)居宅介護支援事業（琴の浦居宅介護支援センター）8)地域包括支援センター（第５圏域地域包括支援センター）9)介護実習・普及センター（和歌山県介護普及センター）
これらの各事業を通じて、０歳から高齢者までのリハビリテーションの実施及び地域の高齢者・障害者の支援を行っています。

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