北海道の日本海側に位置する小樽市は、海の街として栄えてきました。その中で塩谷海岸は、ニシン漁の時代に開かれた、オショロ場所とタカシマ場所の間に位置する漁村です。穏やかな湾に囲まれた砂浜で、一部に砂鉄が混じる黒い砂が特徴です。昔から多くの海水浴客が訪れ、夏の週末は大いに賑わっており、私たちの主な活動は、塩谷海水浴場の運営です。４０年ほど前から海水浴場組合をつくり、海水浴場の運営にあたっていたという話を聞きますが、詳しくはわかりません。１５年ほど前から、組合員が高齢化に伴い減少し、１０年ほど前からは、前任の組合長が地域の住民に手伝ってもらいながら、一人で開設していました。しかし、前任の組合長も体調を崩し、昨年は開設することができませんでした。地域の小学校の海浜学習が、海水浴場でないために、隣の地区の海で行われ、地元住民はとてもさみしく感じていました。私の子供も来年、小学校に上がるので、とても気になっており、市役所に相談したところ、前述のような事情が分かりました。お手伝いをさせてもらいながら、一緒に開設しようと話をしていましたが、様態が悪化してきたので、塩谷海水浴場を引き続き開設してもらえるならと、格安で土地と設備を譲っていただき、今年の夏に、私が組合長になり開設しました。組合員には、私の親族になってもらって運営しました。たくさんの地域の方々にお手伝いいただき、事故もなく無事に開設期間を終えることができました。私の略歴は、小学校３年生から塩谷に住み、一時は小樽市内に住んでいましたが、３年前に家族で実家に戻り、父と一緒に暮らしています。自宅の一階を工場にして、鋳造用の木型製作を行っています。自営業なので、時間のやりくりをしながら活動しています。そのほか、（社）小樽青年会議所に所属して、地域開発活動を行い、また、北海道千年の森プロジェクトで、地球環境を考えた植樹活動も行っています。

トイレ、ゴミ等、保健衛生に関する活動
宝蔵、看板等、広報、宣伝に関する活動
水道、警備、救急等、施設に関する活動
事務手続き及びその他に関する活動
監視要員の人選、手配
安全用ブイ、旗等安全設備の設置、撤去、管理
遊泳、貸船の可否判定の進言と処置
その他、海上安全に関する事項

地域住民とともに、海を活用した地域づくりの一環として、海水浴場の運営を行っていきたい。
そのためには、組合組織ではなく、「（仮）塩谷の海を愛する会」などのNPO組織にして、個人に頼らない団体としての持続可能な活動にしていきたい。

特になし

なし

無