社会就労の可能性のある障害者を訓練育成し、開所して5年の間に年平均２名の就労者を出しました。市内の中学校の「社会体験学習」に全面協力し受け入れています。県内の養護学校より毎週土・日曜日就労を目指している実習生を受け入れています。
両親を失い地域で暮らす障害者の精神面のケア、生活面での支援を行っています。

大型ショッピングセンターのフードコートで知的障害者のパン屋「カフェ＆パン工房さらい」を事業として展開し、社会就労訓練施設と位置付けて挨拶の徹底に始まる訓練を行っています。フードコート全体の管理も委託され、テーブル拭き、椅子の整理整頓、水回りの清掃、コップなどの洗浄、補充などの仕事に従事しています。喫茶も行っているので、接客サービスにも重点をおいています。気持ちの良い接客を目指し、日々活動しています。パン製造にも年々幅が広がり、美味しいとの声にますます自信をつけてきています。
販路拡大、工賃アップを目指す気力も大いに感じられ、開所して５年ですが、通所者たちの成長能力のすごさに驚いています。ショッピングセンター内にあるスーパーのカートの整理整頓を奉仕で行い、社会参加意識の向上に役立てています。この他にショッピングセンターの周囲のごみ拾い、草むしり、ガラス吹きなど奉仕させてもらっています。これにより、社会の一員である自覚が随分と目覚めてきています。
フードコートの接客業・パンの販売・喫茶業務を通じて、コミュニケーションの育成に邁進していきたいと考えています。

一番に養護学校の３年生を実習生として受け入れ、社会との窓口としての役割を果たしていきたい。開所して５年、店舗として安定したので外部への販路拡大に方向性を見つけたい。三重県では上位にある賃金も、販路拡大によりアップしていきたい。
フードコート内で撤退しそうな店舗があれば、たとえば牛丼の吉野家、ラーメンのスガキヤとのコラボ（メニュー限定）で障害者が社員として働ける仕事場を作りたい。

今年２月に開催されたアビリンピックみえ（障害者全国技能競技大会）において、「喫茶サービス」部門で当施設が上位（1・2・3位）を独占し、１０月１６日（土曜日）神奈川県での全国大会に出場します。

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桑名市地域活動支援センター