子ども、青少年、障がい者、高齢者、福祉、保健・医療、教育・学習支援、学術研究（文学、哲学、教育学、心理学、社会学、史学）

病気治療を目的とする医学だけでは死にゆく人々へのケアは不十分とされる。また脳死、臓器移植、がん告知、尊厳死、出生前診断では自己決定が求めらる。さらに悲嘆とそのケア、墓制、葬儀、介護問題、自殺、いのちの教育等の問題において誰もが生命観や死生観を問われているが、それらは宗教、思想、教育、社会などのあり方に大きく影響を受けている。本研究所の公開講座や『死生学年報』は参加者や読者にこれらの問題に取り組む機会を提供する。

当研究所は特に「総合学としての死生学」を目指し、異分野の出会いによる新たな問題の発見とその取り組み行う。宗教学、哲学、心理学、歴史学、美学・美術史、人類学、社会学、教育学、福祉学、法学、経済学、医学、看護学などの視点を取り入れて、多角的に死と生を考えていく。死生学には基礎科学、人文科学、社会科学、自然科学、臨床科学などすべての科学の分野が総合されるような取り組みが必要になるので、本研究所では、そのような総合学としての死生学を目指し、常に広い視野を持って多くの人々の協力と連携を求めていく。公開の「連続講座」と「研究会」の開催と、『死生学年報』の公刊を中心として、一般市民にも広く開かれた活動に力をいれている。

4月

 

 

認定なし

 

 

未実施