近所に住む女性二人（遠い親戚）が出会い、一人（久保）がわくわくできる他にはない寄りあえる場所を作りたいと言ったことから「それなら作れるよ」ともう一人（佐々木）が言って二人がそれぞれ勤めていた医療法人系列の事業所ではできない本当の地域密着型の通所介護事業所を作ろうと決意したことに始まった。久保は教員、事務職員、介護福祉士、介護支援専門員として老人保健施設、グループホームでの勤務の経験あり、佐々木は看護師、介護支援専門員の資格があり、病院での看護師、、訪問看護ステーションの立ち上げ、管理者、居宅介護支援事業、認知症対応型通所介護事業所の管理者、小規模多機能型居宅介護の立ち上げと管理者、有料老人ホームの管理者としての経験あり。その為認知症対応型通所介護事業所の立ち上げとその運営に関してのノウハウは持っていた。2013年12月に囲炉裏を作った部屋でサロン活動を開始毎週水曜日に囲炉裏を囲んでお茶を飲みながら話をする、介護相談にのるなどの活動をしたが、デイサービスの利用者が増えてサロンの活動に手が回らなくなって2014年7月までで中断した。
2014年2月に認知症対応型通所介護事業所をオープン。大人数での通所介護事業所に合わない方、認知症が進んで対応に困っている方等、徐々に登録人数が増え現在1日平均10人前後の利用者でにぎわっている。
地域の介護事業所を対象とした研修会（紙おむつについて、在宅介護について）を2回行っている。
2016年3月よりつるかめサロン（第１、３水曜日）とオレンジカフェつるかめ（第２、４水曜日）をオープンした。最初は1、2名の参加者だったが、現在は14,5名の参加者となり、ボランティアで手伝いの方が1～4名来てくださっている。カフェでは毎回認知症に関する相談が1～3件あり。認知症専門病院の受診につながってご本人の病状の安定にもつながってきている。また、偶数月の第4須曜日は一般の方を対象に健康に関するミニ講座も行っており20名程の参加があり、毎回好評である。
地域の方の生甲斐や交流場所として野菜即売所オレンジ村を2016年10月にオープン。ボランティアの方が交代で店番をして野菜を出しに来る人、買いにくる人、近所の人の交流の場になっている。居宅介護支援事業　夢プランつるかめを2016年6月オープン。認知症の困難事例の相談が多く現在12名の登録。

１、介護保険法に基づく居宅サービス事業及び介護予防サービス事業
２、介護保険法に基づく居宅介護支援事業及び介護予防支援事業
３、介護保険法に基づく地域密着型サービス事業及び地域密着型介護予防サービス事業
４、障碍者総合支援法に基づく障害者福祉サービス事業
5、移動サービスに関する事業
6、生活支援に関する事業
7、福祉に関する普及啓発事業
8、子育て支援に関する事業
9、地域住民交流事業
10、ボランティア育成・実践活動事業
11、「少年（長期又は短期）補導委託」受諾事業

認知症の介護の理解がまだまだ進んでいないのが実情であり、偏見もある。本人への説明もあいまいであったり、説明をされたとしても本人が納得されるようにサポートシステムもない状況である。自分たちの実践を伝えていくことにより認知症の方を地域で支えるシステム作りの1歩としたい。

実績なし

無