代表の私は、元々大阪府の南のほうの和泉市で５年前に就労移行、就労継続B型を立ち上げ、軌道に乗ったのを確認した３年ほど前に、地元である東大阪市においても、障がい者の就労継続事業のニーズが高いので、開設してほしいという要望があり、現在の場所に約３年前に開設しました。
開設するにあたり、従前の障がい者支援ではなく、社会貢献を取り入れた新しいスタイルの就労継続支援をするために、就労継続A型事業（現在は移行　B型も併設）を始めました。地域の方々の協力と支援をいただきながら、ゴミの減量とＣｏ２の削減という地域への貢献と、回収した古着等を海外に送るという海外貢献事業をしております。昨年、１２月には、経営がうまくいっていなかった就労継続支援（移行、Ｂ型）事業を引き継ぐようにという行政の要望もあり、、職員、利用者を全員引き受けました。
代表の私は、東大阪市の「ゴミ減量推進委員」の委嘱を受け、日夜、ゴミの減量に取り組み、また今年度からは、生活困窮者自立支援事業の委託も受けて始めました。また東大阪市協力雇用主会の会員として、犯罪を犯した障がい者の社会復帰のお手伝いもさせていただいております。

上記の目的を達成するために、地元の市民の方々を始め、自治会、公民館、商店街などの協力を得て、東大阪市内に１２ケ所の回収場所を設けて、毎月１０トン以上の古着、かばん、くつ等の回収を行い、その回収・仕分け・海外への発送業務などを障がい者の方々に仕事として、してもらっています。市役所の試算によると、当社が焼却費用に貢献している金額は、年間１０００万円以上、Ｃｏ２の削減効果は計りしれないものがあると言われています。もし市民の方々がゴミとして、古着、かばん、くつを捨てられたら、それだけの費用がかかるということになります。
最近は、古着、かばん、くつ等の回収業務だけでなく、障がいのある方でもできる「引っ越し、片付け、そうじ」などの便利屋的な仕事をいただけるようになり、大変忙しくさせてもらっています。
また昨年、当施設が引き受けた作業所は、工場での作業が中心で、また高齢の障がい者の方も多いですが、みなさん大変喜んで毎日、来てくださっています。また職員も頑張って仕事をしてくださっています。
また行政、障害者の支援センターなどの見学と、支援学校からの実習依頼が連日のようにあり、また毎週　１人づつですが、体験実習を受け入れています。
特に生活困窮者の自立促進のために、体験実習は頻繁に行われるようになりました。
昨年も１台車を助成していただきましたが、新しく引き受けた施設の障がい者の方々の送迎用にどうしても必要ですので、よろしくお願い申し上げます。

今後の方向性は、現在の事業を拡張することと、さくら福祉会のような「ゴミ減量」に取り組む施設が増えるように啓蒙していきたいです。
また現在は分散して、グループホームが４か所ありますが、将来的には、一つにまとまったグループホーム（小規模多機能施設）の建設が急務となっています。

当社は、一般的に障がい者施設で多く見られる「内職」（軽作業）をできる限りなくし、日中は施設には、障がい者がいないという特徴をもっています。障がい者のみなさんは、倉庫に、自治会館に、公民館に、引っ越しに、市民方々の自宅の片付け、そうじに出ており、見学に来られた方々が驚かれるところです。
やむをえず、軽作業をする方もいますが、それはまれです。
特に精神障害の方は、体を動かすことにより、どんどん改善されていかれる姿を見ておりますので、最近は病院からの紹介で入ってこられる方が多くなりました。
ただ新しく引き受けた施設は工場ですので、それでもなるべく体を使う作業をしてもらっています。
またその中で、全体として、一般就労に結びつく方が、昨年６名おられましたので、大変喜んでます。今年も昨年以上に、就労に結びつくように支援をしたいと思います。

特になし

無

2名

0名

0名