平成16年、理事長が前職（神川町役場）の退職を機に、地域や社会への恩返しをしたいと考え、深刻化しつつあった高齢者福祉に取り組むことを決意し、社会福祉法人の設立を埼玉県に相談する。法人設立後、県の計画に沿う形で、埼玉県寄居町に特別養護老人ホーム設置の認可を受け、平成19年、県の補助事業により特別養護老人ホーム（定員75名）、ショートステイ（定員5名）およびデイサービス（定員20名）各事業を開始。平成25年には、在宅支援のため居宅介護支援事業を開始するとともに、デイサービスの定員を27名に増やした。現在は、特別養護老人ホーム・ショートステイともに稼働率はほぼ100％で、入所待機者がいる状態となっており、デイサービスにおいても、平均して定員に近い利用をされているところである。
　また、設立時より地域貢献を推進しているが、当初は地域の清掃活動など限定的であったが、近年は、地元自治会への参加や民生委員との地域安全活動、および、障害者施設や小学校や児童施設との協力事業など、地域福祉の拠点として活動の幅が広がってきているところである。

　介護保険事業として、特別養護老人ホーム花ぞの（定員75名）、ショートステイ花ぞの（定員5名）およびデイサービスセンター花ぞの（定員27名）を運営。また、在宅支援事業として、居宅介護支援センター花ぞの（ケアマネージャー3名）を運営。
　また、その他の事業として、地域貢献活動（高齢者福祉にとらわれず、地域の抱える様々な問題について、地元の方や学校・他施設等と協力して行う活動）を推進している。

　地方における社会的な問題は様々であるが、高齢者福祉を取り巻く状況においては、援助を必要としている方が急速に増える一方、その担い手の現役世代が減少を続け、その需給バランスのミスマッチが、地域を支えることが困難になるほど深刻になっている。このような状況を少しでも改善できるよう、既存の事業活動に限定した事業運営ではなく、地域全体で人を育て、地域を作り上げていくような取り組みを行いたい。また同時に、今後の人材難への対策として外国人の採用や障害者の雇用なども積極的に進めて行きたい。
　今後ますます深刻になる、高齢化社会の問題に地域の拠点として貢献できるよう、介護事業だけでなく幅広い活動を長期的な視点で取り組んで行きたい。

実績なし

無

 

 

 

 

 

 

社会福祉法人会計基準

特別養護老人ホーム花ぞの「パンフレット」