社会福祉法人あゆみはもともと在宅の障がい児者及びその家族が住み慣れた地域で自分らしい生活を支えることを目的に特定非営利活動法人あゆみとして平成17年８月に設立をしたことが始まりです。事業開始時には地域の障がい児・者へのホームヘルプサービスを展開し、在宅生活をされている障がい児・者又はその家族へサービス提供や相談支援を行ってきました。平成20年には平成元年からある小規模作業所夢楽園の運営をすることとなり障害者自立支援法における就労継続支援B型に移行し、支援センターあゆみ夢楽園として今日まで19名の知的障がいのある方たちの作業支援及び生活支援を展開しています。夏休みなどの長期休みには障がい児の方への日中一時支援のサービスも提供しています。平成24年3月に社会福祉法人あゆみを設立し、翌月には親なきあとでも安心して生活できるように障がい者のグループホーム　はっぴーはうす夢も開所し、7名の利用者が入居され生活支援も行っています。平成25年度からは津市から津市障がい者相談支援事業の委託をされ、地域に生活される障がい者児へ生活相談等の支援を行っています。平成26年度からは障がい者児への特定相談支援・障害児相談支援事業も行い、より良いサービスの提供を目指して事業を行っています。
理事長の略歴としては、昭和55年から知的障害者更生施設支援員として勤務し、特別養護老人ホーム、在宅介護支援センターを経て、平成13年からは伊賀町の障害者授産施設施設長として在宅障がい者への支援を、平成25年から現在まで津市障害者相談支援センターセンター長及び虐待防止センター長として障がい児者及びその家族への生活全般のサポートに尽力しています。

　支援センターあゆみ夢楽園では就労継続支援B型事業で定員20名中19名の利用者に通ってもらい、作業支援、生活支援を行っています。作業では自動車部品の下請け（内職）が主で、その他に津市が管轄する公園2か所の公園掃除及び除草作業、段ボールや古新聞、アルミ缶を集めたリサイクル回収活動を作業支援として取り組んでいます。長期に学校が休みである夏休み等を中心に日中一時支援事業を津市、松阪市から委託を受け、障害者児への支援を行っています。
　はっぴーはうす夢では障害者グループホームで、定員7名中7名の利用者が入居され、作業所から帰宅された入居利用者への生活支援を行っています。月数回は外食、外出などの行事も提供し、楽しい生活となるように取り組んでいます。
　特定相談・障害児相談支援事業では、在宅障がい児者へケアプランを作成し、安心した生活を送ってもらうための福祉サービスの調整や相談支援を行いながら事業展開をしています。
　津市障がい者相談支援事業（津市委託事業）では、センター長として相談支援員を派遣し、在宅で生活されている障害児者及びその家族への様々な課題に対して支援を行っています。

特定非営利活動法人あゆみから「あゆみ」の活動は始まり、社会福祉法人あゆみは小さな法人ですが、年々利用者や家族にとって必要とする事業を行ってきています。通う場所、生活する場所、相談する機関、余暇を過ごせる場所・方法を一つ一つニーズに応じて増やしていき、住み慣れた地域で生活できるように今後も事業展開をおこなっていく予定です。

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