日本の宣教を目指して、カトリック聖母献身会（オブレート会）の神父達がアメリカより来日する。宣教をすすめる中で幼児教育の必要性を強く感じ、西日本を中心に幼稚園設立に尽力し、カトリック精神に基づいた学校教育を目指す。神さまから委ねられたかけがえのない子どもたち一人ひとりの人格形成を目指し、マリア・モンテッソーリの教育理念を基盤とした教育法を導入する。福岡県・暁の星幼稚園を本部とし、本学園６園にモンテッソーリ教育法を順次導入し、職員のモンテッソーリ指導者としての資質向上と育成に努める。
理事長　乾　盛夫神父は、司祭として宣教に努める傍ら幼児教育にも深く献身し、昭和４５年カトリック暁の星幼稚園園長に就任する。その後、昭和４７年には、日本モンテッソーリ協会　九州支部設立に尽力し、副支部長を務める。また、日本モンテッソーリ協会理事、九州支部長などを歴任し、現在は学校法人暁の星学園理事長　兼　鳴門聖母幼稚園園長、阿南聖母幼稚園園長を務める。また、モンテッソーリ教員養成のため、日本のみならず海外にも指導に渡る。

団体の活動＝幼稚園運営
就学前の幼児（満３歳から６歳）を対象に学校教育法に基づいた幼児教育を行う。
モンテッソーリ教育法に基づいて環境を整え、自立した子どもを育てることを目的に教育を実践している。「子どもは、自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる。大人(親いや教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考えの基に子どもたちの幼稚園での一日の生活を組み立てている。
登園後は、一人ひとり自発的に活動に取り組み、必要に応じて教師が１対１でかかわり子どもの自己形成を援助していく。教師は『教える人』ではなく、子どもを観察し自主活動を援助する人的環境要素と考えている。クラス形態は異年齢混合の縦割りクラス編成をとり、自然と社会性を養うことができる。クラスミーティングの中では、日々の祈りの他に、自然の変化、社会の動向など子どもたちに解る範囲で話題に触れ、世界に目を向ける機会をつくるように心がけている。
このように日々の小さな出来事を通して、本学園で学んだ子どもたちが将来社会で役立つ人間として育つことを願っている。また、子どもの成長していく姿を通して、親も共に育っていけるよう保護者への啓発活動にも力を入れている。これが平和をつくっていく人づくりである。

学校法人　暁の星学園　所属幼稚園
暁の星幼稚園（福岡県古賀市）
王たるキリスト幼稚園（兵庫県伊丹市）
鳴門聖母幼稚園（徳島県鳴門市）
阿南聖母幼稚園（徳島県阿南市）
海の星幼稚園（高知県安芸市）
高知聖母幼稚園（高知県高知市）

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