一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団

基礎情報

団体ID

1471275840

法人の種類

一般財団法人

団体名(法人名称)

C.W.ニコル・アファンの森財団

団体名ふりがな

しーだぶりゅーにこる あふぁんのもりざいだん

情報開示レベル

★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

森を育む。子どもたちの笑顔と日本の未来のために

長野県の北にある小さな森、「アファンの森」を中心とした森林保全活動を通じて、地域の自然共生型社会づくりに寄与することを目的に活動しています。

アファンの森はまだまだ小さな森です。
当財団もまだまだ微力です。
しかし、大自然の循環を取り戻す活動へと発展させていきたいと考えています。

『日本中に多様性豊かな森が広がり、健康で平和で、心豊かな社会』というビジョンを描き、地道に活動をしています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

代表者役職

理事長

代表者氏名

森田 いづみ

代表者氏名ふりがな

もりた いづみ

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

389-1316

都道府県

長野県

市区町村

上水内郡信濃町

市区町村ふりがな

かみみのちぐんしなのまち

詳細住所

大井2742-2041

詳細住所ふりがな

おおい

お問い合わせ用メールアドレス

info@afan.or.jp

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

026-254-8081

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

9時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

FAX番号

FAX番号

026-254-8082

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土 日

備考

従たる事業所の所在地

郵便番号

150-0012

都道府県

東京都

市区町村

渋谷区

市区町村ふりがな

せたがやく

詳細住所

広尾5-4-16 EAT PLAY WORKS 56

詳細住所ふりがな

ひろお いーとぷれいわーくす

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2002年5月8日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2002年5月30日

活動地域

日本全国および海外

中心となる活動地域(県)

長野県

最新決算総額

5,000万円~1億円未満

役員数・職員数合計

22名

所轄官庁

内閣府

所轄官庁局課名

公益認定等委員会事務局
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

環境・エコロジー

 

子ども、青少年、障がい者、教育・学習支援、地域・まちづくり、災害救援、国際交流、学術研究(理学)

設立以来の主な活動実績

アファンの森財団創設者であるC.W.ニコルが初めて来日したのは昭和30年代後半でした。当時、日本は文明国でありながら豊かな生態系を維持している美しい尊敬すべき国として、この地で居を構えました。このうえなく繊細な自然を愛おしむ文化と健康で勤勉な人々を育んだのはこの素晴らしい日本の自然だと深く感銘を受け、この地で感性を磨き作家として成果を上げることができました。

しかし、高度経済成長という開発の波が押し寄せ、樹齢400年以上のナラ、ブナ、トチなどの大木が一瞬にして切り倒され、森の生産能力を奪い、人間の現在の都合だけに合わせた自然をつくりだしていく日本の在り方に疑問を抱くようになりました。

こうした状況を目のあたりにして、自然保護の必要性、自然環境の存続の危機感、そして、自然との共生の中で培われてきた風土、人間性の損失を愁い、自ら日本の自然を取り戻すことを決意し、放置され荒れ果てた藪のような二次林を少しづつ買いとっていきました。この荒廃している日本の自然を再生する実践活動を行うことが自分のできる日本への恩返しではないかと考えました。

約30,000坪の森は、17年間の維持管理活動により、その本来の能力を取り戻し、あらゆる生物が豊かに暮らせる森に蘇っています。この森を里山再生のモデル林として、今後も里山における生物多様性の調査や里山からの恵みに関する生産性の調査、人と自然のバランスに関する調査研究を続け、その成果をこの森から生まれる果実として長野県のために役立てることを望み、アファンの森をより公益的なものとするために森や関係する資産を寄付し、財団法人を設立することを決意いたしました。

団体の目的
(定款に記載された目的)

アファンの森を中心とした森林保全活動を通じ、森林の持つ本来の役割についての認識を深めるとともに、あらゆる生物が生息できる健全な森林の保護育成活動や人間と自然の共生のモデルケースである里山の研究、復元に取り組み、長野の自然の役割について広く国民に対して普及啓発し、地域の自然共生型社会づくりに寄与することを目的にしています。

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

大きく「森の再生」「心の再生」「普及交流」の3つの事業を展開しています。

【森の再生】「森はよみがえる」
森林(里山)環境の発展的な維持管理と調査研究の実践。
・アファンの森の整備
・アファンの森および周辺地域の自然環境調査
・トラスト活動による、アファンの森の面積の拡大

【心の再生】「豊かな森は豊かな心を育む」
豊かな森で心の解放と気づきの実践
・心身に障害のある子どもたちを対象にした「自分らしく生きる」ためのプログラムの実践
・企業人を対象にした研修プログラムの実践

【普及交流】「豊かな森の存在意義を発信・共有」
・英国ウェールズの森林公園との交流
・地域の里山や放置林に手を入れる人材の育成
・実践活動から生まれた情報の普及

加えて、2011年より「震災復興プロジェクト」を実施。宮城県東松島市の復興の手伝いをしている。「復興の森づくり」「森の学校づくり」を東松島市とともに進めている。

現在特に力を入れていること

【森の再生 森林整備】
水土保全林としての機能をもたせ、なおかつ生物の多様性の向上を目的としたこれまで通りの森林整備を実施しつつ、2007年に整理伐を行なった場所への植樹、新たにトラストした場所への整備を行う。

【森の再生 自然環境調査】
アファンの森で実施している生物調査は、再生された森が生物多様性や森の生産性にどれだけ寄与しているかということをデータに基づき定量的に把握すること、つまり「生きものたちに評価してもらう」という目的で実施している。
種の確認を継続しつつ、リストアップされた種を基に森林整備と生物の関係性、及び周辺環境とアファンの森の関連性を把握するための生物調査を実施する。

【森の再生 トラスト活動】
アファンの森の周辺にはまだ整備されていない放置状態の土地がある。この土地をトラストし、管理方法により森にどのような変化が起きるかを放置状態から継続して調査研究しながら、里山の管理のあり方、保全のあり方に活かしていく。

【心の再生】
生物多様性あふれるアファンの森でプログラムを行うことにより、森の新たな可能性の一つとして、豊かな森の存在意義を示す。

【普及交流 国際交流】
ウエールズアファン森林公園との森林整備や環境教育、森の医療効果の情報交換を行う。
また、エチオピアのシミエン山岳国立公園の森林破壊に対する調査・アドバイスを行っている。

今後の活動の方向性・ビジョン

1.森林維持管理整備事業
水土保全林としての機能をもたせ、なおかつ生物の多様性の向上を目的としたこれまで通りの森林整備を実施しつつ、2009年に整理伐を行なった場所への植樹を行なう。
(ア)アファンの森の保全育成事業
(イ)伐採木の利用
(ウ)作業道及び散策路の整備(チップ敷き等)

2.森林や里山の生態系及び自然環境の復元に関する調査研究活動
アファンの森で実施している生物調査は、再生された森が生物多様性や森の生産性にどれだけ寄与しているかということをデータに基づき定量的に把握すること、つまり「生きものたちに評価してもらう」という目的で実施している。
種の確認を継続しつつ、リストアップされた種を基に森林整備と生物の関係性、及び周辺環境とアファンの森の関連性を把握するための生物調査を実施する。また、新たに取得した南エリアの調査も実施し、現状を把握し今後の整備方針を検討する上での重要な材料とする。2011年度までの3年間で、生物の多様度をわかりやすく示す評価手法(調査内容、データの分析方法、評価方法)を検討し、暫定的な評価手法の明確化と、評価の試行を目指す。
(ア)調査概要(植物)
●植生調査●植樹苗調査●堅果類生産量計測●希少、及び資源樹木計測
●常設区樹木計測●春植物調査
(イ)調査概要(動物、その他)
●鳥類調査●巣箱調査●フクロウ巣箱調査●天然営巣調査
●水生生物調査●トンボの幼虫・成虫調査●クモ類調査●気象観測

3.自然保護のためのトラスト活動
アファンの森の周辺にはまだ整備されていない放置状態の土地がある。この土地をトラストし、管理方法により森にどのような変化が起きるかを放置状態から継続して調査研究しながら、里山の管理のあり方、保全のあり方に活かしていく。

4.心の再生事業
生物多様性あふれるアファンの森でプログラムを行うことにより、森の新たな可能性の一つとして、豊かな森の存在意義を示す。
●アファン“心の森”プロジェクト 
One by Oneこども基金の協力により、今年度は盲学校に通う子供を対象に2回、養護施設の子供たちを対象に3回行う。 
●Ways~魂のレッスン~
大人を対象に森の癒しから自身の内面への気付きを含めたプログラムの開発、及びプログラムの実施。

5.国際交流事業
ウエールズアファン森林公園との森林整備や環境教育、森の医療効果の情報交換を行う。

6.普及啓発活動
●アースデイ東京、エコプロダクツ、COP10への参加
●パンフレットのリニューアル
●信濃町町民見学会の実施

7.その他の事業
●間伐材を利用したアファンの森グッズの開発・販売
●アファンセンター竣工
●森の映像配信準備

定期刊行物

年4回 「ニュースレター」を会員向けに発行。
活動のインフォメーションやイベント、ボランティアの募集といった情報を掲載している。
年1回 アニュアルレポート(年次報告書)、クリスマスカードを発送。

団体の備考

特になし
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

2009~2010年イオン環境財団助成金
2011年トヨタ環境活動プログラム助成金
2012年フェリシモ基金助成金
2012~2020年経団連自然保護基金助成金
2014年愛・地球博成果継承発展助成金
2014年~ コスモ石油エコカード基金
2018年 フィランソロピー協会環境助成
2020年、21年 未来につなぐふるさと基金

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

宮城県東松島市の宮戸地区コミュニティ協議会、NPO法人児童養護施設支援の会、非営利型一般社団法人美馬森ジャパンとともに「東松島の森保全の会」を設立し、日本三景の一つである松島保全のための宮戸地区における森林資源調査、松くい虫防除事業、予防作業、被害木の処理を兼ねた炭焼きなどをおこなっている。

企業・団体との協働・共同研究の実績

特になし

行政との協働(委託事業など)の実績

宮城県東松島市と「震災復興に向けた連携及び強力に向けた協定書」を結び、東松島市の森林再生や自然環境調査、環境教育、人材育成、森林文化の保全と森林資源の活用、森の学校づくりなどをにおいて連携・協力して復興に取り組んでいる。