理事長の柏木順子は全盲の娘の母親であり、その育児経験から養護学校（当時）卒業後の障害者の居場所づくりが必要であると感じ、無認可の作業所を立ち上げた。当時から、障害者も健常者も分け隔てなく普通に生活できる社会＝ノーマライゼーション社会・共生社会の実現を目指していた。

（法人の現在までの主な活動実績）
1991年　にっこり作業所（無認可）開所
1995年　パン工房　PicaPica作業所開所
2006年　社会福祉法人　ゆるり福祉会設立
2008年　PicaPica作業所開所（法人になり、にっこり作業所とパン工房PicaPica作業所を統合し、
　　　　　　　　　　　　　　現在の所在地に新たに開所した。）
2013年　PicaPica作業所　市役所店開所（従たる事業所として八尾市役所B1に開所）　

（代表者略歴）
1973年　三女が未熟児網膜症により失明する。
　　　　障害児を普通学校に入学することを目的とした市民運動に取り組む。
　　　　その後、学校を卒業した障害者の居場所の必要性を感じ、にっこり作業所を立ち上げる。
1995年～2011年
　　　　八尾市市議会議員として、福祉問題に取り組む。
2017年6月より社会福祉法人ゆるり福祉会　理事長に就任（予定）

　　

　平成18年に社会福祉法人となり、無認可の作業所時代からの活動内容から、就労継続支援B型のサービスを提供することになった。
　事業所の活動内容は、カフェの運営、仕出しづくり、軽作業、野菜作り、陶芸制作等が主な活動内容となっている。就労系の事業所であるという自負のもと、利用者の働きたいという希望にできるだけ添うために、やりがいがあり活気のあふれる作業内容・作業場づくりと、少しでも多くの工賃を利用者に支給できるように、日々努力している。その結果、就労B型事業としては、大阪府内の平均工賃を毎年上回ることができている（H25年-300円、H26年-310円、H27年-345円、H28-347円）。

　

　利用者の個性を作業面以外で支援したいと考え、日中活動後に希望者を募り、月2回創作活動の支援をしている。本人が表現したい物・事を絵画、習字等自由な手法で表現することを大切にしている。作品発表の場として、市内の創作活動をしている事業所が集まり、年1回の展覧会「ありのまま・あるがまま展」の開催に参加している。

実績なし

無