平成10年4月高瀬町とその周辺に住む知的障がい児(者)の保護者らで「高瀬町手をつなぐ親の会」を発足させる。当時の会員は香川西部養護学校の在校生の保護者らが中心でした。高瀬町内の「ふれあいセンター」～保育所跡地～内の一室を借り、毎月第二・第四土曜日に親子で軽作業や親睦会・研修視察を行っていました。養護学校卒業後の子供達の行き先がない事を不安になった保護者が中心となって平成10年秋頃から平成11年にかけて小規模作業所の設置にむけて勉強会を実施してきました。平成12年9月臨時総会を開催し「小規模作業所の設置について」承認を得る。同月高瀬町高瀬町社会福祉協議会により、小規模作業所の設置に関する陳情書を提出。平成13年3月1日小規模作業所「はあと」を開所することとなる。当時は町施設の裏側の一部屋で多くの保護者がボランティアで軽作業を始める。利用者が増え狭くなったのを機会に平成15年9月空き町施設に移転する。(現住所)平成19年市町村合併により町から市になる。平成21年3月NPO法人格を取得する。現在三豊市委託の地域活動センターとして活動中です。現在の代表者は活動以来3人目の施設長ですが、高瀬手をつなぐ親の会発足及び小規模作業所開所に至るまで、御主人と2人が中心となり、他の保護者と共に活動してきた経緯があります。

障がい者の働く場として、それぞれの能力に応じて請負の仕事を分担して行っています。現在、4社より仕事をいただいており、季節により仕事内容が異なりますが、どんな重度の障がい者でも、その人に応じた仕事をしています。平成22年には菓子製造の営業許可を取得し、通所者が保護者ボランティアと共に製造しています。地域での行事や産地直売所等で販売しています。また、手芸作品も製作しており、牛乳パックを使ったスツール作りでは牛乳パックの解体、商品に合わせた資材作りは利用者の手で行われています。出来上がった作品も菓子と同様に、地域の行事や産直販売所にて販売中です。牛乳パック使用のスツールは好評でお客様より、注文を受けるほどになり、時には製作が間に合わない時もあり、納品には日数をいただくこともありました。利用者の中には一人暮らしの方や年老いた母と二人暮しなど個々に家庭状況も違います。その方為の生活訓練も実施。掃除・洗濯・調理等必要に応じて指導しています。定期的に健康維持活動も行い体力低下防止に努めています。自立にむけて、徒歩又は公共交通機関などを利用し、通所できる者も増えてきました。作業所の生活を中心とし、地域生活を送れるよう指導しています。

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