施設への楽器の提供という活動をされているグループは他にもあるかと思いますが、当活動は施設へ楽器を無償提供することだけに止まらず子供たちに弦楽器の演奏及び合奏の楽しさを知ってもらいたいという考えの下、子供たちへの施設での演奏・合奏指導をボランティアにより行うことも目的としています。
バイオリン等の弦楽器はその練習過程において大変難しい面があります。従って楽器提供だけでは提供の意味合いが充分ではないと考えています。現在、この点に関しましては納得の行く体制が取られていないのが現状ではありますが、当活動において重要な一つと考えています。

諸事情により使われていない楽器を持っている方々から楽器を提供していただき、大切に修理・調整して復活させた後、その楽器を使って子供たちに音楽の楽しさを知ってもらうための一助となるよう努力しています。また、提供後の楽器のメンテナンスに付きましても可能な限り対応するよう努めています。この点につきましては、当グループの代表がバイオリン製作を仕事としている者ですので充分に自信を持っております。

この活動を理解していただいた上で広く一般より楽器を提供していただき、その気持ちを充分に受け止めて修理・調整を行い、そしてそれらを子供たちが使い、演奏することの楽しさを知って、最終的に子供たちが色々な人たちに演奏を聴いてもらい、そして楽しんでもらう、という「流れ・結びつき」を理想としています。
この気持ちから「りぼん」という言葉を使い活動名を「弦楽りぼん」といたしました。

代表

たなか しんじ