平成15年に設立して以来、独自製法の手作り菓子販売を中心に、チラシ配布、箱折り作業、また生パスタや軽食、スイーツを楽しめるカフェの運営を行っています。
さらに平成２０年からは施設の隣の畑を借り受け、野菜作りをスタートしました。
可能な限り農薬を使わず丹精込めて旬の野菜作りにはげんでおり、収穫した野菜はカフェはもちろん店頭で販売したり、利用者さんに提供している給食に使ったりしています。
すべての取り組みに‘こころの病’を抱えた方々が係わっており、社会に出るためのステップとして職業訓練、生活訓練を受けています。
最初はボランティアでスタートしましたが、さまざまな方との繋がりの中で地域密着型で活動を展開していくことに重きを置いてきました。その結果、少しずつですが活動の幅が広がってきました。
カフェにはいつも多くの地域住民の方が昼食やお茶の時間を過ごしに足を運ばれ、憩いの場になっています。また、近隣の学校や公民館で開かれるバザーに積極的に参加し、お菓子の販売や綿菓子、かき氷などを販売し好評を得ています。

〈カフェ〉　生パスタ、軽食、ケーキなど
〈お菓子づくり〉　パウンドケーキ、クッキー、ナッツ菓子など
〈野菜づくり〉　年間５０品目ほど
〈委託業務〉　箱折り、ポスティングなど
カフェには粉から手作りしている生パスタやカレー、ピザ、また年配の方に好評をいただいているぜんざいやおはぎ、かき氷など様々なメニューがあります。雰囲気の良さと真心のこもったおいしい料理で地域の方々はもちろん、遠方からも足を運んでいただいています。また、材料にこだわって一つ一つ丁寧に手作りしているパウンドケーキ、クッキー、ナッツ菓子などのお菓子はカフェをはじめ近隣のお店で販売し、好評を得ています。
野菜作りは‘環境と体に優しく‘をモットーにできるだけ農薬を使わずに育てています。自然相手の仕事なのでなかなか思うようにいかないこともありますが、野菜が発芽したり、野菜を収穫する喜びは格別です。収穫した野菜はカフェや給食で使ったり、店頭販売も行っています。
委託業務である箱折りやポスティングは多くの利用者さんが関わっており、特に箱折りはお天気に左右されず室内でできるので安定していることが利点です。

２４年５月からケアホームがスタートし、現在は７月オープン予定のグループホームの準備の真っ最中です。今までは就労の場として支援を行ってきましたが、今後は更に生活の場として支援の幅を広げていくこととなりました。これは、子供さんの将来に不安を抱える利用者さんのご家族の強い要望がきっかけとなりました。職員一同、力を入れて取り組んで参りたいと考えています。

無