昭和５７年７月に当町では最初の授産施設として身体障害者を設立したが、知的障害者が入れるところがなく定員ぎりぎりまで受け入れた。幸い隣の縫製工場の社長が福祉に協力的で利用者の作業のため仕事を頂いた。活動は所内事業のほか、県のスポーツ大会やリクレーションなどの参加事業や研修旅行、陶芸品の自主製作など実施してきた。　平成１３年には菓子箱作りの仕事をできるようになり利用者も作業をまじめに取り組んだお陰で信用が出来てきたが、３月１１日の東日本大震災と東電による原発により老朽化した施設を移転しなくてはならず狭い所ではあるが、現在に至っている。それがなければ、早く就労継続支援Ｂに移行していた。
設立時所長の杉妻氏は障害者に理解を示し県振興会の会長や町議会議長、町社会福祉協議会長などを務め、現理事長の高野氏は公民館長を歴任、町身障者福祉会長など地域に大きく貢献をしている。

事業計画に基づき花見会，いも煮会、クリスマス会、給食の日、誕生会、カラオケなどをおこなっている。利用者の健康を考えて散歩やラジオ体操、食後の歯磨きなど取り入れている。　畑に野菜作りをしており楽しみにしている。地域のために定期的に公共施設の花植え作業や草むしりを実施しており汗を流している。作業については縫製、菓子箱つくりを行っているが、根を詰めるところがあり注意しながら様子を見ながらでかけるように心がけている。特に利用者が楽しみにしているのが研修旅行であり年１回であった研修も２～３回に増やした。学習会として陶芸やコースター織り，楊枝入れつくりなど体験している。　また、自主製品を販売するため、アンテナショップや他の販売店等において販売している。今後は、ルートを生かしていきたい。

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