近時わが国の産業経済はめざましい高度成長を遂げ、その驚異的飛躍により経済大国とまで言われるようになりましたが、その反面その急激な経済社会の変動の中に生ずる各種のひずみがいろいろな形で社会的に問題化しつつあるのが現状であります。特に経済成長の恩恵に俗することが少なく急激な変化に順応しにくい老人層には、この影響がことのほか大きいものがあります。しかも医療技術の進歩と医薬の開発ならびに食生活の向上等により、わが国が世界のトップグループに仲間入りするほどの長寿国となり得ましたことは誠に喜ばしいことではありますが、反面人口の老齢化は年々増加の一途を辿り、６５歳以上の高齢者の総人口に占める割合は４５年に７%だったものが７０年には１２%、８０年には14.4％達するものと推測され、わが国にとって1970年代には高齢化突入の時代といわれております。特に弱者の立場にある寝たきり老人に対する福祉施設の拡充強化の必要性が今日強く叫ばれておりますが、孤島与論町にいまだにこれら寝たきり老人を収容する施設がなく、海を隔てて他地域の施設にご厄介にならなければならない現状を憂え、私ども同士が相図り常時介護を必要とし、かつ居宅においてこれを受けることが困難な老人を収容養護するため、昭和50年度に特別養護老人ホームヨロン園を建設し運営することを目的として社会福祉法人「光与会」の設立を計画し、もって老人福祉策の一端を担い、これが増進に寄与せんとするものであります。前理事長池田政重が設立し、現在甥の池田三千彦が意向に沿って後を担っています。

介護福祉施設サービス
短期入所生活介護サービス
介護予防短期入所生活介護
指定居宅介護支援事業所

介護保険法の目的に沿って自立及び家庭復帰への支援と個々の利用者の日常生活や抱える問題を知り、それに応じたサービスを常に心がけ、職員がそれぞれの目標に添ったサービスを行い、人権尊重に配慮しつつ快適な生活が営まれるように関係村町・関係事業所・保健・医療との綿密な連携を図り総合的なサービスの提供に努めるものとする。

無

1名