ノーマライゼーションの考えが社会に浸透によりたとえば駅などの公共機関のバリアフリーが進み障がい者も外出が容易になりつつあります。しかし、障がい者自身が地域における自立と社会参加をさらに推進するためには、地域で安心して生活できるような環境整備にまだまだ改善の余地があると考えます。
医療機器メーカーの営業職、社会福祉施設の指導員の経験を持ち、有限会社で移動支援事業、短期入所事業を営む理事長の日々感じるところは、差し迫った課題は主として介護を担っている家族の高齢化です。また、利用者であり、現理事の障がいを持つ方から自宅での生活が不可能になったとしても、住み慣れた街を離れることのないようグループホームの希望がありました。当法人の理念の１つに「障がい当事者が自ら運営する」を掲げており、社会的信用及び公的補助金導入の機会を得て、安定した基盤が必要であるため特定非営利活動法人の設立準備段階から彼も参画しています。
2013年5月に1軒目のホームができ5名で生活をしています。
法人設立以来様々な出会いがあり障がい者による３Ｄプリンターを使って障がい者のための便利グッズの制作準備をしています。年金だけで生活していますが、経済的にも自立した生活を目指しています。

現在、高槻市内１か所の共同生活住居において５名の男性入居者が地域において共同して自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、24時間途切れることなく身体および精神の状況ならびに、その置かれている環境に応じて、入浴、排泄および食事等の介護、相談その他の日常生活上の支援を提供しています。

無

16名