政府は、すべての国民が安心してその老後を送ることが出来るよう昭和64年に「高齢者保健福祉推進十か年戦略（ゴールドプラン）」を策定し、その後整備目標を引き上げるなど見直した「新ゴールドプラン」を平成6年に策定した。
　その平成6年に、当時、地元の保健所長をしていた後の創業者は地域の高齢者福祉向上を目指して社会福祉法人を設立して準備を行い、2年後の平成8年4月に、「特別養護老人ホーム玉の緒」（定員50名）、「短期入所事業所玉の緒」（定員10名）、「デイサービスセンター玉の緒」（定員20名）を開設した。
　そして、介護保険制度の開始された平成12年に在宅の高齢者支援のため「居宅介護支援事業所」を開設した。
　その後、高齢者の増加に伴い利用者が増加したため、特別養護老人ホームは平成14年に定員70名に、平成19年に定員80名に定員増を行い、短期入所事業所は平成14年に定員20名に定員増を行い、定員増を行い、デイサービスセンターは平成14年に定員35名に定員増を行っている。
　平成19年4月からは平成17年の介護保険法改正に伴い定められた「地域包括支援センター」を受託して、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行っている。
　本年度で開設以来20年になるが、地域の福祉拠点として、地域の信頼を得て様々な活動を行っている。

当法人は主として次の５つの事業を運営し、その業務内容につきましては以下のとおりです。（敬称略）
特別養護老人ホーム玉の緒は、利用者の生活の安定及び生活の充実、並びに家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るため、利用者の生活の場であることを基本とし、高齢者が誇り高く生き、かつ愛情に包まれ、安らかに生涯を全うすることができるよう支援しています。
短期入所生活介護事業所玉の緒ならびにデイサービスセンター玉の緒では、要介護者ならびに要支援者が、可能な限りその居宅において、自立した生活を営むことができるよう、日常生活上の支援及び機能訓練を行うことにより、利用者の生活機能の維持又は向上を図っています。
居宅介護支援事業所玉の緒は、要介護者等の心身の特性を踏まえて、その能力に応じて自立した生活を営むことができるよう適正な居宅支援を提供することを目的として活動しています。
地域包括支援センター玉の緒は、当事業所の保健師等指定予防支援に関する知識を有する職員が、要支援状態にある高齢者等に対し、適正な予防介護支援を提供することを目的として活動しています。

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