本園は、第二次世界大戦が終わり、世の中が混沌とし物心両面にわたり貧困の折、地域住民の要望を受けて、覚照寺第二世住職で前園長である故平島義雄が、宗教法人覚照寺を開放して地域の児童の保育につとめ、昭和23年5月1日に宗教法人覚照保育園の認可を得た。
　平島義雄は私財を投じ園舎を新築し、それより多くの子どもたちの幼児教育につとめてきたが、その功績が認められ生前、厚生・法務両大臣の表彰並びに従六位勳六等単光旭日章を受章している。
　昭和41年に平島典雄現園長がその跡を継ぎ、入園希望者が多い現状に鑑み園舎を増築、昭和42年に定員を90名に増員しました。昭和59年8月、さらに充実した保育所運営をはかるため社会福祉法人覚照福祉会を設立、昭和60年には、国・県及び町からの補助を受け新園舎が完成し、豊かな自然環境の中で保育・幼児教育に努めてきた。　
　現理事長・園長の平島典雄(83)は、園長職のほかに覚照寺第三世の住職、併せて司法、保護司、大隅町社会教育委員、大隅町民生委員推薦委員、鹿児島県社会福祉協議会評議員、県保育協議会副会長等を務め、平成7年に全国社会福祉協議会表彰、平成11年に厚生大臣表彰、平成16年に瑞宝双光章を受章している。
　このように本園は、旧曽於郡でいち早く保育・幼児教育に取り組み、旧曽於郡大隅町の商店や住宅が密集する中心地にあり、共稼ぎや女性の社会進出という時代の要請に伴い、地域住民の児童福祉のニーズに応えるため多面的に努力・推進している。

人間形成の基礎を作る大事な乳幼児期に、その子どもたちが長い人生を自立して生き抜いていく上での人間性や気力、体力、能力を培うために、様々なプログラムによる保育・教育を目指す。
園児定員：90名(0～6歳)、職員数：26名(非常勤職員を含む)
(1)乳幼児保育：0歳から就学前までの保育
(2)延長保育：保護者の要望に応じて、早朝7時から夜7時までの保育。
(3)一時お預かり保育：家庭の事情に応じた一時的保育。
(4)休日保育：家庭の事情に応じた日祝日の保育。
(5)学童保育：小学１年生から3年生までの児童の放課後の教育保育。
(6)障害児保育：軽度の障害を持つ子どもの保育。

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