「聴覚障害者とコミュニケーションがとれ、社会福祉士または精神保健福祉士の資格をもったソーシャルワーカーによる専門的な支援」の必要性をさらに世間に訴えていき、事業実施を求めていくことを目的に、日本で初めて精神保健福祉士の資格を聴覚障害者として取得した当協会会長である稲淳子を中心に非公認のネットワークが立ち上げました。しかし、交流や情報交換を重ねるにつれて、協会設立の必要性が高まり、準備期間を経て2006年に、前会長野澤克哉（元東京都心身障害者福祉センターソーシャルワーカー）体制の元で協会が設立された経緯があります。
協会の活動としては、これまでに研究大会を４回、会員や現任者を対象にした研修会を４回開催してきました。また、会報を年間４回発行し、会員間での情報共有をはかりながら、聴覚障害者の支援に関わるソーシャルワーカーの力量向上にむけた各種情報提供を進めています。さらに、2010年にはアメリカ、ギャローデット大学ソーシャルワーク学部との交流、アメリカの聴覚障害者支援機関の見学ツアーを実施してきました。

１）社会福祉の専門支援を必要とする人々の生活と権利の擁護に関すること
２）聴覚障害者支援に関わるソーシャルワーカーの職務に関する知識及び技術の向上に関すること
３）聴覚障害者支援に関わるソーシャルワーカーの倫理及び資質の向上に関すること
４）聴覚障害者福祉及び聴覚障害者支援に関わるソーシャルワーカーに関する調査研究に関すること
５）聴覚障害者福祉向上のための情報発信と啓発に関すること
６）国内外の社会福祉専門職団体やその他の関係団体との連携に関すること
７）その他目的達成のために必要なこと

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