１９９３年頃より、名古屋市名東区を中心に障がいがある子どもを持つ親たちで「子どもの将来を考える会」を発足させ、将来、人権が尊重され、いきいきと働く場・日中の居場所を作りたいという想いでスタートしました。親たちだけではなく、幅広い人のネットワークで実現できないものかと、模索していました。
　１９９５年名古屋勤労市民生活協同組合・めいきん生協(現：コープあいち)リサイクルセンターとの出会い
めいきん生協では、各店舗から排出される発泡スチロールのトロ箱を減容し再資源化していました。この減容作業が障がい者の仕事おこしになるのではと、その可能性を求めて１９９５年３月より、養護学校高等部の生徒を中心に春・夏・冬休みとめいきん生協のご理解のもと現場実習を繰り返してきました。
　１９９７年4月名東区に共同作業所をつくる会「ＴＵＴＴＩ」の結成
「ＴＵＴＴＩ」の語源：イタリア語で「みなさんご一緒に」（主に音楽用語）障がいがある人もない人も一緒に共存していくことをねがって名付けました。
名古屋市の助成事業、サマースクールなど取り組み小規模作業所開設準備をすすめました。
１９９８年５月めいきん生協リサイクルセンターにて「生きる・働く・楽しくくらす」をテーマに
「共同作業所ＴＵＴＴＩ」３名の知的障がい者を中心にスタートする。
１９９９年４月名古屋市の助成金を受けて小規模作業所(定員１０名)として本格開始となる。
年々事業拡大を図り、２００１年３月に、モーニングＣＯＯＰのシッパー洗浄作業事業(早朝配達する、商品を入れる発泡スチロールの箱の洗浄作業)へと事業を広げていきました。
２００３年「ＴＵＴＴＩ第２作業所(定員１０名)」の開設
第２作業所は「食に挑戦」→プロが作る手づくりカレー　ハーブカレーの試作開始
　２００３年７月に名古屋市の市有地の無償貸与の公募があり、協議書を提出する。
　２００４年１０月「社会福祉法人ＴＵＴＴＩ」の認可がおりる。
　２００５年８月「社会福祉法人ＴＵＴＴＩ　知的障害者通所授産施設ＴＵＴＴＩ」(定員４０名)事業開始
　　めいきん生協・リサイクルセンターの受託事業継続を基盤に
　　法人本部の拠点では、「食を通して地域につながる」をコンセプトに週2回(火・金)生鮮市の開　　催：地域の人たちに生産者の顔のみえる安くて、安心、新鮮な野菜・果物の販売
ハーブカレーを中心にレストラン事業・地域の高齢者の方を中心に安否確認を含めた夕食弁当の配食サービスを中心事業に展開しています。
その他の事業としては、いろいろな障がいがある方の生産活動の保障として、軽作業(自動車部品の組み立て・物資販売など)手がけています。
　２０１０年5月「地域にくらしの場を！」　共同生活介護事業　ＴＵＴＴＩホーム(定員6名)
名古屋市守山区向台に開設する
　２０１１年4月新体系に移行
　障害福祉サービス多機能型事業所（生活介護事業定員26名・就労継続支援Ｂ型事業定員14名）
　指定を受け現在に至る。
　あわせて相談支援事業所ＴＵＴＴＩの開設をすすめる。
　２０１２年4月　特定相談支援事業所として指定変更し現在に至る。

★　障害福祉サービス多機能型事業所ＴＵＴＴＩ
就労継続支援Ｂ型事業所（定員１４名　　現員１４名）
＜事業目的＞
利用者が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう
① 就労の機会を提供する
② 生産活動などの提供を通して、その知識・能力の向上のための支援を行う
コープあいち　リサイクルセンター業務受託
　発泡スチロール減容作業
　アルミ缶・スチール缶回収　資源化選別作業
　ペットボトル回収　資源化選別作業
　卵パック回収　資源化選別作業
モーニングＣＯＯＰ業務受託
　シッパー洗浄作業・蓄冷材洗浄作業

生活介護事業（定員26名　現員30名）
＜事業目的＞
障害者が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう支援するため、給食・介護サービスや訓練、創作活動、生産活動等を行い、心のリフレッシュを図る共に自らの精神的パワーを向上できるための支援を行う。
① 看護師による健康指導
② 生産活動などの提供を通して、その知識・能力の向上のための支援を行う
「食を通して地域とつながる」
週2回(火・金)の生鮮市の開催
高齢者の方々を中心に安否確認を含めた「夕食弁当の配食サービス」
レストラン・喫茶→ハーブカレー・日替わりランチの提供
　　　　　　　　　レトルト・ハーブカレーの販売
軽作業
自動車部品の組み立て
物品販売
ゼリーの袋詰め・販売
★　相談支援事業ＴＵＴＴＩ
指定特定相談支援・指定障害児相談支援
＜事業目的＞
障害がある人たちのニーズを大切にし、地域で安心して暮らすことができるよう支援します。

サービス内容：障害者や障害児の保護者などからの相談に応じ、情報提供・連絡調整を行ったり、障害児・者などの意向を勘案したうえでサービス利用計画を作成し、事業者などの連絡調整を行う。


★ ＴＵＴＴＩホーム（共同生活援助）
利用定員　6名　　現員　6名
所在地　名古屋市守山区向台3丁目1504番地　ＨＡＮＡＭＩＺＵＫＩ向台１０３・１０５号室
＜事業目的＞
夜間に共同生活を営む住居において入浴・排泄・食事の介護・調理・洗濯および掃除等の家事・生活等に関する相談および助言、就労先そのた関係機関との連絡やその他日常生活上必要な支援を行う。

支援目標
① 親から独立して、地域の中で自分らしく暮らす。
② 支援者に力を借りながら生活経験の幅を広げる。共同生活の中で豊かな人生を創出する。

「生きる・働く・楽しくくらす」
“夢と希望を持って、今を明日を生きよう”
「みなさんご一緒に」－障害があってもなくても共存する社会の実現を目指します。

あたりまえに働き・選べる暮らしの実現
☆くらしの場の拡大
　ＴＵＴＴＩ第2ホーム(共同生活援助　グループホーム)の設立(Ｈ29年の開所を目指す)
　「安心して暮らせる場の拡大→必要な人に必要な支援を・・・365日の支援体制の構築を進める」

☆「仕事だけではなく、生活の充実を・・・。仕事も人生も同時に楽しむ」
　「人と比べない自分の暮らし」の実現

企業・団体との協働・共同研究の実績
地域の生活協同組合(コープあいち)と自立と協同のコンセプトで小規模作業所時代から仕事を受託して
提携関係をすすめています。

無

 

 

 

 

2005年10月26日

条例指定

就労会計　社会福祉会計

年1回内部監査を行っている。
直近では平成27年5月26日に監査を行う。