在日外国人・留学生

1．設立の経緯
三重県を含む東海地域は、製造業が盛んであり、この四日市市及び近隣市町でも、自動車、電化製品、食品などの企業と支える2次3次の下請けの町工場がたくさんあります。これらの町工場で働く人は高齢化し、若手人材が少ないため、多くの会社において事業の存続を目的として、外国人雇用が増加する傾向にあります。また、この地域は「外国人定住者密集地域」に指定されており、外国人材（技能実習生、特定技能、エンジニア）が増加しています。しかしながら、職場環境において日本語を話す必要性があるにも関わらず、居住コミュニティでは母語での会話が可能となるために、日本語を学ぶ機会が十分でないために、地域で日本語学習のサポートする必要があるという現状がありました。そこで、この現状を受け、地域の日本語学習ボランティアとして、任意組織として3年間活動してきました。ボランティアに参加する年齢層は高い傾向にありますが、一方で学習者は20代が圧倒的に多く、学びを深めるためにはボランティア側の年齢層を広げることが必要でした。そこで、若い世代の方にも積極的に参加を呼びかけ、ユースボランティアの育成にも力を入れてきました。地域で若い世代（ユース）をボランティア活動を通して育成していくことは、自ら考え行動する地域の将来を担う人材を育てることにもなると考え、法人化し組織的に取り組むことになりました。

2.活動実績
2022年6月～2023年3月まで　四日市市「市民協働の担い手育成・連携強化等に関する協働事業」を受託し運営
2022年9月～2023年2月まで　日本財団ウクライナ難民助成事業「避難民と地域社会を結んだ支援員による伴走支援」
2022年8月～　登録支援機関として新規招へいベトナム人特定技能支援継続中
2022年11月～　ベトナム人障がい者（片腕切断）の通院、リハビリなどの同行支援
2022年5月～日本語教室の学習者の相談窓口（随時）

3.理事の略歴
2011年～現在継続中　東日本大震災　避難者支援活動（任意）
2016年～2018年　おもてなしネット四日市：大型客船のおもてなしボランティア（コロナのため中断）、カナダオリンピック代表選手（体操）のおもてなし、通訳ボランティア
2017年～現在継続中　にほんごかふぇ（任意）外国人への日本語学習サポートボランティア
内科・小児科、外科（開業中）
経営者（飲食店）
在日フィリピン人

(1)外国人材支援事業
・登録支援機関として特定技能外国人の支援
・外国人材の困りごと相談（日本語学習支援につなげるなど）
・在留資格相談（行政書士と連携）
(2)国際交流事業
・多文化相互理解のためのイベント開催
・外国人障がい者、ウクライナ避難民など外国人市民の生活支援や行政との橋渡しなど。
・日本語学習支援、地域の多文化共生イベントへの協力など。
(3)地域活性化事業
・おもてなしネット四日市：四日市への訪問客をおもてなす（英語ボランティア含む）
(4)青少年支援・育成事業
・青少年育成：ユース世代の人材発掘と育成。ボランティア活動にサポーターとして参加してもらいながら、チームビルディングや自分の可能性を伸ばす機会を提供
・ユースサポーター制度：積極的に若い世代のボランティアを募集し育成

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