設立経緯と代表紹介
　会長は西表島の文化の継承と自然環境保全を目的とした総合環境学研究所（大学共同利用機関法人）の大型プロジェクトの代表を務めたが、文化にも密接に関係した自然環境の保全には、保全に関連した活動で地域住民が収入を得ることが極めて重要であることを認識した。西表島の現在の観光形態は自然環境を利用するだけのものが主で、環境への負担が増すばかりである。このような状態の対応策として、集落周辺に美しい花をつける等で景観の改善が期待できる在来植物を積極的に植えることにした。植栽に適した種と栽培土壌、栽培方法（増殖法、移植法）の実験を5年間行い、この経験を基に実践をすることにした。実践に際に、植栽に賛同して下さった地域住民と共に会を設立した。なお、会長は「イリオモテヤマネコの交通事故発生防止に関する連絡会議」のメンバーである。また、小中学校、高校の理科、生物教科書の検定作業に長い間関わったが、理科教育の改善の活動もしている（ウェブサイト参照）。

活動実績
・西表島、沖縄島での外来植物の駆除と在来植物の植栽
　（西表島東部・西部５か所、沖縄自動車道山里バス停、琉球大学キャンパス５か所）
・在来植物の植栽普及のための活動
・在来地被植物の植栽実験
　（移植密度、時期の実験、土壌を変えての実験等）
・植栽候補植物の探索
　　（現在、コウシュンシバ、クロイワザサ、イワダレソウ、ヒメキランソウ、イソノギク、オキナ
　　　ワギクを奨励している）
・ウェブサイト西表庵植物園で毎月の活動（植栽方法の紹介等を含む）を公開

・西表島、沖縄島での海浜植物の植栽と外来植物の駆除
・在来植物の植栽普及のための活動

・在来地被植物の全県的な植栽普及（また、熱帯・亜熱帯地域の外国での雑草問題も、その国に見合っ
　た植物の植栽で改善できると考えている）。
・在来植物の植栽で沖縄の原風景に近い景観を目指す
・外来植物の問題点を指摘し、在来植物植栽の重要性を説明

・株式会社南西環境研究所（沖縄県西原町）
　行政等を対象とした在来地被植物植栽の普及活動（平成２７年度から）

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