障害者の日常生活および社会生活を総合的に支援するための法律(「障害者総合支援法」という）による障がい福祉サービス事業、就労継続Ｂ型事業と生活介護事業（各事業定員10名）の多機能型事業所を運営しています。精神、知的、身体に障害をお持ちの方、また重複の障害をお持ちの方々に対し、既存のプログラムをただ提供するのではなく、個々のニーズに応じ、きめ細やかな支援を行っています。当法人は、複数の養護学校の進路指導担当の教師や知的障害者の親の会の会長らが運営に携わり、平成12年に現在の前身として任意団体である小規模作業所　福祉作業所　空と海　として発足し、奈良県に障害者就労・生活支援センターが無かった頃からその必要性を話し合い、会議を重ねネットワークを築き、現在の支援センター発足に繋げてきました。理事長は奈良県手をつなぐ育成会の理事長でもあり、奈良市手をつなぐ親の会会長を兼務しています。個別の支援を行っておりますので、ひきこもりや長い入院生活を経験された方、大きな施設では対応や支援に課題のある方などの社会参加にも寄与し、また就労面での実績も重ね、多くの方が一般就労や就労継続Ａ型の雇用へと繋がって頂いています。このような個別対応の事業所ですので、毎日通所して頂ける方のほうが少なく、現在の総合支援法の日割り計算での報酬単価ではなかなか経営基盤が安定しづらい面がありますが、行政や支援センター、医療からの新規相談も多く社会貢献の一端を担っています。

就労を希望される方に対しては、重症心身障害者療養介護施設での利用者の居住スペースの清掃とその方々の衣類などのリネン業務を行っています。障害のある方が別の障害のある方の住環境や衛生管理を担うことにより障害受容や啓発など様々な意義を持って活動しています。また主に社会参加や日常生活支援を希望される方に対しては食事作りやお菓子作り、箱の組み立て作業、タウン誌配布、レクリエーション、音楽活動等。　基本的に作業を中心とした活動を行うのではなく、個人の支援に必要なプログラムの中に、作業を取り入れる事をしています。面談も必要時個別に行い、コミュニケーション支援や相談にその都度応じています。

制度の改正と共に、難病や生活困窮者、触法についての新規相談が増えてきましたが、今後も今までどおり地域に在ることで安心していただける通過型の障害福祉サービス事業所として社会貢献できればと考えています。

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株式会社　地域情報ネットワーク　　や　　　エースパック　、重症心身障害者バルツア．ゴーデル
さんからお仕事をいただいております。

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2011年12月14日