1975年、仙台市郊外にある国立療養所（現：独立行政法人国立病院機構）に入院する進行性筋ジストロフィー症の山田寛之・秀人・富也の三兄弟に共感した若者達よって設立。
原因も治療法もなく、日々迫り来る「死」と向き合いながら、最も輝いてるはずの青春の時を、患者達は病院という途絶された空間で過ごしていた。その中で生きた三兄弟が、その実態を明らかにし、人知れず亡くなっていく忘れられた人々の存在を世に問い、誰もが人として生きられる社会の構築4を目指して声上げ、それに共感した人が共にありのまま舎を設立した。
具体的な活動としては、ありのまま舎の原点である詩集（病院で亡くなった仲間の遺稿集の発行が始まり）・手記・雑誌等の出版活動。その実態を映し出した映画制作。そして前総裁である寬仁親王殿下を座長にお迎えして、毎年行われる「ありのまま生活福祉講座」（平成28年より寬仁親王殿下の第一女子の彬子女王殿下に座長を就任頂く）。障害を持つ人の新たな自立の概念を構築しそれを実践する人々を顕彰する「ありのまま自立大賞」等の啓蒙活動は法人の核となる活動として行っている。
更には、実際に重度の障害を持つ人や難病の患者が自らの生き方を全うでき、最後まで安心して生活できる場としての「自立ホーム」と「重度障害者・難病ホスピス」を開設している。そこには合わせて約70名の方が暮らしており、全て個室という中で、それぞれの生活空間に於いて、自己実現に向けた取り組みがなされている。
如何に重度の障害や難病であっても潜在的な能力、人として生きた想いや証しを残せる様な活動をこれからも続けていく。

理事長略歴：昭和24年～昭和49年宮城県内中学・高等学校の教員
　　　　　　昭和63年～平成4年社会福祉法人宮城ろうふく会　理事長
　　　　　　平成7年～　社会福祉法人仙台ビーナス会　理事長
　　　　　　平成19年～社会福祉法人ありのまま舎　理事
　　　　　　平成26年～社会福祉法人ありのまま舎　理事長

第一種社会福祉事業
　１　障害者支援施設の設置経営
第二種社会福祉事業
　１　障害福祉サービス事業の経営
　２　一般相談支援事業の経営
　３　特定相談支援事業の経営
　４　障害児相談支援事業の経営
公益を目的とする事業
　１　啓蒙事業「ありのまま生活福祉講座」
　２　顕彰事業「ありのまま自立大賞」
　３　居宅介護従事者養成研修事業
収益を目的とする事業
　１　福祉関係の図書の出版及び販売事業
　２　福祉映画事業
　３　障害者自立センターの設置経営
　４　太白ありのまま舎医務室の設置経営

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