木下財団は昭和37年に設立され、今年で56年目を迎えます。設立者である木下茂氏の”支援を必要とする人を助けたい”という想いが木下財団のはじまりです。戦後は戦地からの引揚者・生活困窮者に対して無償で医療を行う新生会病院の経営を支え、慈善病院の経営と助成を行ってきましたが、昭和56年に社会福祉法第２条の助成事業へ転換し、現在に至っています。
設立から今日まで、43年に渡り、約1,450団体に対し5億４千万円の助成を行ってまいりました。障がい者支援を行う国の援助の対象とならない小規模な団体に対して、民間の助成団体だからこそできる柔軟な支援を続けています。

設立者兼初代理事長について：
木下財団の創設者である木下茂は、鉄鋼問屋として㈱木下商店を創業し、戦後、クギ・トタン類を取り扱うなどして業績を拡大させ、木下商店を日本最大級の鉄鉱石輸入商社として急成長させました。
その後、昭和40年に三井物産に吸収合併されましたが、自身の戦後日本の復興のために「経済の充実」を支えたいという想いは木下商店を通じて達成できたのだと思います。一方で民生の安定については、新生会病院との出会いという縁をきっかけに木下財団を設立させ、支援を必要としている人を支えたいという想いを実現させました。以来、木下財団は木下茂氏の理念を継承し、現在も障がい者のための助成事業を続けております。

木下財団は、障がい者支援に取り組む団体への助成事業と障がい者スポーツ「ボッチャ」の普及支援を行っています。
１）障がい者支援に取り組む団体へ助成
障害のある方が生きがいを持って生活できる社会を実現させるには、それを支える福祉施設やサービスが必要不可欠です。障がい者支援に取り組んでいる方々はその仕事にプライドを持って日々励んでおり、障がい者がきちんとした生活を送って仕事をして、また、社会の一員として生きがいを持って自立できるよう、多様なサポートをしています。木下財団は、障がい者のためにさまざまな取り組みに励んでいる団体に対して、助成事業を行っています。

２）日本ユニバーサルボッチャ連盟を支援
先のリオパラリンピックで日本チームが銀メダルに輝いた「ボッチャ」。ボッチャは障害の有無などにかかわらず、誰でもが楽しく参加できるスポーツです。障がいを持っている方々へのボッチャの普及・振興に取り組んでいる日本ユニバーサルボッチャ連盟に対して助成事業を行っています。

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助成財団センター、東京都社会福祉協議会

 

 

 

 

 

 

新社会福祉法人会計基準