●代表者略歴：1930年大分県臼杵市生まれ。大分大学学芸学部卒業（心理学専攻）。大分大学教授在任中、同学部付属幼稚園（併任）、付属教育実践研究指導センター長（併任）を歴任。現在、大分大学名誉教授。PTA等の家庭教育講演会や大分県教育委員会の主催する家庭教育事業に携わり、12年間に亘り文部省委嘱事業であるOBS放送の幼児教育番組の企画、出演を担当。また、大分県教育委員会の「エイズ教育専門委員」の委嘱を受け、高等学校の生徒に“人の尊さ”と“性のあり方”について直接語りかけてきた。
●設立の経緯：公教育で行われた過激な性教育に不安を抱く保護者の相談がきっかけで、発足。青少年の早すぎる性行動に警鐘を鳴らし、より良い性教育をするべきと考えた。性教育の正しいあり方を研究協議するとともに、各関係機関に働きかけ、現在行われている性教育への代案として、人格や心を育てる性教育の提案を行い、それを実現していくことを目的としている。
●活動実績：初年度より国際ソロプチミストから支援を受けることができ、心を育む性教育として3つのモデル講義を提案し、2009年から無料講師派遣事業を開始した。大分市・別府市・臼杵市の公立小・中・高校へ案内状を送付し、選考して実施。現在3年目を迎えている。昨年は、有料も含め18箇所で行い、生徒1015名、保護者566名に実施した。それぞれ、大きな反響があり、今後の継続の必要性を痛感している。

２００８年9月に本会が発足し、２００９年度より無料講師派遣事業を開始して、今年で３年目を迎えている。
　本事業で提案している３つのモデル講義とは、以下の内容である。
１、 人はなぜ尊いか～生命尊重の性について考える～　ＤＶＤ教材「生命創造」を用いて人の尊さを説き、生命への畏敬の年に気づかせる。
２、 こんにちは赤ちゃん～新しい生命の誕生からの性教育～　助産師が生命の始まりの神秘と素晴らしさを伝える。
３、 セルフコントロールプログラム～エイズ予防と10代の性～　プレゼンテーションを用いて思春期の心のあり方と性を抑制することの大切さを説く。
　本事業の成果について整理・検討してみた結果、実施した学校の生徒の感想など、明らかに意識の改善が見られており、本事業の継続の必要性を痛感している。
　毎年度末に本事業の賛同者（県・市会議員、教育関係者、ＰＴＡ役員等）に対し、報告会（総会）をもって意識共有の場としている。
　　年間計画については以下の通りとなる。
４月　講師派遣事業案内、募集
５月　応募者の選考
６月　選考の決定
7～12月　日時の調整⇒講師派遣
翌年２月　賛同者を招き報告会を行う。
又、事業の運営・推進の為、世話人会議を年１０回ほど行う。

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